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公開日:
2017/06/01
更新日:
2017/06/01

共働き夫婦の夫との家事育児分担のコツ!家事をしない夫の攻略法!

公開日:
2017/06/01

共働きの子育て中のご夫婦、家事の分担はどうしていますか?

家事育児の全てを妻がやって、夫は何もしないという共働き家庭、多いのではないでしょうか。

妻は、仕事に家事に育児に、毎日目の回るような忙しさですよね。

その横で、夫は仕事から帰るとテレビを見たり、ゲームをしたり、のんびり。

手伝おうか?の一言もない・・・

そんな夫に妻は毎日イライラ!!

そして、そんな妻の態度に夫が逆ギレして、ケンカ勃発…そんな負のスパイラルに陥っているご夫婦、いませんか?。

うちも、共働きをはじめたころは、家事をしない夫に私がキレてケンカの繰り返しでした。

でも、ケンカしても結局なんの解決にもならないし、お互いイヤな気分になるだけなんです。

そこで私は、お互い感情的にならずに話し合うために、ちょっとした作戦を実行することにしました。

その結果、夫は家事をするようになり、今ではほとんどケンカもしなくなりました。

家事をしない夫の攻略法と家事分担のコツをご紹介します!

準備として自分の気持ちと夫の気持ち(想像)を書き出してみる

まず、夫と私それぞれの気持ちを書き出してみました。夫の気持ちは想像。

夫と私の思い

私の気持ち

  • 家事育児の負担が多い。
  • 子供と一緒に寝てしまってもう一度起きて家事をするのが辛いので、子どもを寝かしつける前に残りの家事をやってしまう。そうすると、子供の寝る時間が遅くなるので何とかしたい。

夫の気持ち(想像)

  • 仕事が忙しく、疲れている。
  • 俺は朝から晩まで仕事して、一家を養っている。
  • それでも手伝えることは手伝っている。
  • それなのに妻に八つ当たりされるのがイヤ。
  • できるだけ睡眠時間がほしい。

こうやって書き出してみることで、自分が何にイライラしているのかも冷静に分析することができました。

それから、忘れてはいけないのが、夫の気持ちを想像してみることです。

文句を言いたくなる気持ちをぐっと我慢して、できるだけ丁寧に夫の気持ちを想像してみました。

敵を攻略するには、まず敵を知ること!と割り切って。

ケンカのとき、夫はいつも「俺だって手伝えることはやってる!!」と言うので、夫の言い分は「俺は朝から晩まで仕事して、一家を養っている。それでも手伝えることは手伝っている」(想像)だと思われます。

つまり、夫は家事をけっこうやっているほうだと思っていて、圧倒的に妻の負担が多いということには全く気づいていないのです!!

ここまで分析すると、なんとなく夫攻略のための作戦が見えてきました。

作戦概略

話し合いのテーマは「子供を9時に寝かせるために家事を手伝ってほしい」です。

作戦概要

  1. 夫を聞く態勢に持っていく
  2. いかに妻の家事負担割合が大きいか、目で確かめてもらう
  3. 家事分担

1の「夫を聞く態勢にもっていく」というのは、今まで家事分担の話を持ち出すといつもケンカになっていたことを教訓に、今回取り入れてみた作戦です。

きっとこれが鍵になるはず!!

この作戦概要をもとに練った具体的な作戦がこれ。

「ケンカせずに家事分担」作戦

  1. 夫への不満はぐっと抑えて!家事しない夫にもまず感謝の言葉を
  2. 家事負担の見える化で不公平さをつきつける
  3. 家事・育児スケジュールを見せて、なぜ協力してほしいかを明確に

共働きで家事がしんどいと感じている妻のための「ケンカせずに家事分担作戦」実行!!

作戦1: 夫への不満はぐっと抑えて!家事しない夫にもまず感謝の言葉を

うちの夫は私が家事育児の話を持ち出すと、それだけでいつも少し機嫌が悪くなります。

おそらく「何か文句言われる」と言う直感が働くのでしょうね。

ということは、感情的に「少しは手伝ってよ!」で話をはじめては、今までの二の舞です。

そこで、先ほど分析した夫の思いをもとに、どういうふうに話を切り出したらいいか、自分が夫だったらどう言われたら話を聞こうと思うかを考えてみました。

その結果、まず、夫に感謝し、ねぎらい、いい気分になってもらって、話をしやすいように持っていくことにしました。

私たちも、夫が頑張りを認め感謝してくれたら、素直にうれしいですよね?

きっと夫も、仕事を頑張っている自分を認めてほしいし、感謝してほしいのでは?

それに、人は自分の頑張っていることを認めてもらったり感謝されたりすると、心を開きやすくなると思いませんか?

「私しんどいのよ!!」と言われると、「俺だってしんどい!!」ってなるけれど、「いつも頑張ってくれてありがとう。あなたもしんどいよね。でも、私もしんどいの。これからも家族みんな笑顔でやっていきたいから、ちょっと相談があるんだけど」って言われると、ちょっと話を聞いてもいいかなと思いますよね。

しかし、夫に感謝すべき点が何も思い浮かばないという人もいるかもしれません。(汗)

そういう人は、「いつもお疲れさま」だけでもいいと思いますよ!

とにかく百歩譲って、夫に感謝し、ねぎらうことです。

これから話をスムーズに進めるための戦略と割り切って!!

実際うちの夫は、こちらが感謝し、ねぎらうことで、話を聞く態勢が全く変わりましたよ。

作戦2: 家事負担の見える化で不公平さをつきつける

夫に感謝の気持ちを伝えて、話を聞く態勢になってもらったところで、生活に必要な家事の一覧を作り、夫に見せました。

うちの場合は、こうなりました。

家事負担見える化

毎日 時々
朝食作り
洗面所掃除
保育園服・おむつ下洗い
洗濯
洗濯物干す
朝食片づけ
弁当作り(夫と自分の分)
保育園連絡帳書く
子どもに薬飲ませる>
保育園送迎
掃除機
モップかけ
トイレ掃除
献立を考える
夕食作り
夕食片づけ
風呂準備
子どもを風呂に入れる
洗濯物取りこむ
洗濯物たたむ
子どもを病院につれていく(ほぼ週2)
回覧板まわす
公共料金支払い
生協注文
買い物
各種手続き
クリーニング出し、受け取り
子どもつめ切り
保育園保護者会参加
子ども予防接種
子どもの衣料品買う
衣替え
シンク・コンロまわり掃除
換気扇掃除
玄関掃除
排水口掃除
新聞を古紙回収に出す
ベランダ掃除
季節家電の掃除、出し入れ
靴洗い
朝子どもを起こす
子どもの着替えを手伝う
布団をしまう
新聞取る
風呂掃除
子どもの歯磨き仕上げ
缶・ビンのゴミ出し
電球交換

新聞とりや子どもの着替えのお手伝い!?これを夫がやっている家事に入れてあげたのは私の優しさ!!!^^

たしかに、夫は何もしていないわけじゃないのですが、圧倒的に私の負担が大きいことが一目瞭然です。

これを見せられた夫は、恐れ入りましたという感じ。

自分が思っていた以上に、私がやっている家事はたくさんあり、知らないこともたくさんあったようです。

つまり、気づいていなかったんですね。

家族が1日を過ごすには、これだけの家事があるということを認識してもらえたことだけでも、大きな第一歩です!!

作戦3: 家事 育児スケジュールを見せて、なぜ協力してほしいかを明確に

うちは、家事の分担を始める前に、家族の1日のスケジュールを書いた紙を用意しました。

そして、なぜ手伝ってほしいのか、理由を説明しました。

うちの場合は、事前に私が決めておいたテーマ「子供を9時に寝かせたい」です。

「夜、私が子供を寝かしつけるときに一緒に寝てしまうことがあるので、寝かしつける前に食器の片付けなどを先にやってしまうため、子供の寝る時間が遅くなってしまうことが気になっている」と夫に伝えました。

なぜ手伝ってほしいかを明確にすることで、漠然と「手伝って!」と言われるより断然やる気が出るようですよ。

それが「子供のため」だとなおさら。

それに、スケジュールを書いた紙があると、1日の流れとなぜこの家事を手伝ってもらいたいのかという理由もはっきりするので、夫もわかりやすかったようです。

1日のスケジュール

5時 私起きる
6時50分 夫・子ども起きる
7時 子ども朝ごはん
7時20分 夫出勤
7時45分 3人で保育園へ(自転車)
7時55分 保育園着 子どもと一緒に体操、雑巾がけ
8時10分 私、保育園出発
8時半 電車に乗る(電車5分、徒歩15分)
9時 仕事開始
17時 仕事終わり。ダッシュで駅へ。
17時45分 保育園着
18時 帰宅
19時半 夕食、風呂準備
20時半 子どもと風呂。夫帰宅。
21時 残りの家事、夫は子どもと遊ぶ
21時半~22時 子どもと一緒に寝る、夫は自分の時間
23時半 夫寝る

家事を分担するときのコツ3つ

次に、先ほどのスケジュールの横に家事を書き出し、分担を決めていきました。

スケジュールの横に書くことで、出勤時間も帰宅時間も私より遅い夫が担当できない家事がひと目でわかります。

それによって夫にやってもらえる家事が絞られるので、この方法はオススメですよ。

そして、次の3つのポイントを意識しました。

  1. 苦手なことは押し付けず、お互い譲れないことは尊重する
  2. 「言わなくても気づいてよ」はNG
  3. 妻の妥協と夫への言い方も大事

1. 苦手なことは押し付けず、お互い譲れないことは尊重する

苦手な家事

苦手な家事 
夫・・・料理、トイレ掃除
私・・・新聞やダンボールをまとめて古紙回収に出す、季節家電の掃除・片付け

譲りたくないこと
夫・・・朝早起きするのはつらい
私・・・子どもを寝かしつけてからもう一度起きて家事をするのがつらい

できるだけストレスのないようにするために、お互い苦手な家事は相手に任せることにしました。

そして、お互い譲りたくないことは尊重する!

うちの場合は、2人とも少しでも睡眠を確保したい・・・

すぐに息切れしてしまわないようにするには、ガチガチに頑張らず毎日少しずつ息抜きできることが大切です。

2.「言わなくても気づいてよ」はNG

うちの主人は、平日の休みがあります。

そういうときは、固定でやってもらう家事のほかにやっておいてほしいことをその都度伝えるようにしています。

そして、やってほしいことがあるときは、はっきり具体的に頼むようにしています。

ここで大事なことは、間違っても「今日は休みだから掃除機くらいかけておいてくれるだろう」など、勝手な期待をしないこと。

なぜなら、もし夫が私の期待どおりに掃除機をかけていなかったとき、「休みなら、掃除機くらいかけておいてくれればいいのに!」と文句を言いたくなるんです。

でも、夫からすると、そんな私の怒りは青天の霹靂で、「分担された家事はちゃんとやってるのに何で怒られるの?」という感じのようです。

そう、夫は気づいていないんです。

気づかない夫には余計な期待はせず、はっきり具体的に指示してあげましょう。

それに、「掃除機をかけておいて」と頼めば棚の上のホコリも取ってくれるだろうなど、頼んだ以上のことを期待するのもダメ。

棚の上のホコリも取ってほしいなら、「廊下の収納棚にあるモップでリビングの棚の上のホコリを拭いてから掃除機をかけておいて」と言うようにしています。

「言わなくても察してほしい・・・」、これが妻の本音ですが、最初からそれを期待してもムダと割り切りましょう!

だって、夫というものは気づかない生き物ですから。

うちの場合は、毎回丁寧に頼んでいると、そのうち自然とやってくれるようになってきましたよ。

3. 妻の妥協と夫への言い方も大事

お互い気持ちよく家事をこなすために、自分のイライラや夫のイライラを前もって回避するのもコツのひとつです。

たとえば、「ゴミを集めて出しておいて」と夫に頼んだとします。

私が頼んだのは、各部屋のゴミ箱のゴミをくまなく集めてゴミ袋に入れ、収集場所に持っていっておいてねということです。

でも、夫は必ずどこか1カ所(ときには数カ所!!)集め忘れるのです(しかも一番捨ててほしいところを集め忘れたりする・・・私、毎回イライラ!!もう言うのもイヤ!!

そうなることがわかっているので、ゴミは私が自分で集めてゴミ袋に入れ、収集場所に持っていくだけの状態にしてから、ゴミ出しだけを夫にお願いすることにしました。

ゴミ集めのかわりに、一発でできる他の家事を頼めばいいんです。

こんな感じで、頼むことを私の中で線引きしたことで、全くイライラがなくなりました。

それから、夫が明らかに疲れていそうなときは、夫が平日に休みでも決まった家事以外は頼まないようにしています。

そしてもう1つのコツが、言い方。

「これやっといて!!」上から言うのはNGです!!

「ごめん、これやっといてもらえる?」「~お願いしてもいい?」と、下からお願いするようにしましょう。

たとえ心の中では「それぐらいやっといてよ!」と思っていても、ここでは百歩譲って、夫を気遣いながらお願いしているフリをするんです。

さらに、やってくれたことに対しては、「ありがとう」「助かったわ」など、感謝の気持ちをどんどん言葉にして伝えましょう(たとえ「やるのが当たり前」だと思っていても!)。

せっかくやっているのに認められないと、誰でもやる気をなくしてしまいます。

私たち妻も、感謝されると素直にうれしいし、もっと頑張ろうと思いますよね。

下から丁寧にお願いし、やってくれたことに「ありがとう」を言って、夫にいい気分になってもらうんです!!

そして、どんどん手伝ってもらったほうが得!!

これがうちの家事分担スケジュールの完成形

話し合いの結果、できたスケジュールがこちらです。

スケジュール完成形

スケジュール
5時 私起きる 保育園服・おむつ下洗い、洗濯、洗面所掃除(顔洗うついで)、弁当作り(夫・自分の)、朝食作り
6時40分 夫起きる(10分早くなった!) 洗濯物干す
6時50分 子ども起きる 子ども起こす、着替え手伝う、布団しまう
7時 子ども朝ごはん 朝食片づけ、保育園連絡帳書く 子どもに薬飲ませる
7時20分 夫出勤
7時45分 3人で保育園へ(自転車) 保育園送り
7時55分 保育園着 子どもと一緒に体操、雑巾がけ
8時10分 私、保育園出発
8時半 電車に乗る(電車5分、徒歩15分)
9時 仕事開始
17時 仕事終わり。ダッシュで駅へ。
17時45分 保育園着 保育園迎え
18時 帰宅 洗濯物とりこむ、夕食作り
19時半 夕食、風呂準備
20時半 子どもと風呂。夫帰宅。風呂から上がったら子どもは夫と少し遊ぶ
21時 子どもと一緒に寝る
21時半~22時 子どもと一緒に寝る 夕食片づけ、洗濯物をたたむ・しまう、風呂掃除炊飯器のタイマーセット、お茶作る(なければ)、用事が済んだら自分の時間
23時半 夫寝る

夫には朝10分だけ早起きしてもらって、洗濯物を干してもらうようにしました。

睡眠時間は削りたくない、早起きしたくないと言っていた夫ですが、10分だけならとOKしてくれました!!

何よりうれしいのは、夜、残りの家事は夫に任せて、私は9時に子どもと一緒に完全就寝できるようになったこと。

ただ、うちの夫は夜勤があるため、夜勤の日は夜の家事をやってもらえません。

その日は今までと同じように私が夜の家事をやることになります。

でも、そのかわり、夫に出勤前(夕方)に子どもを風呂に入れてもらい、朝帰宅後に保育園の送迎をやってもらっています。

おかげで私は早起きする必要がないので、夫が昼の勤務でも夜勤でも、同じように睡眠時間は確保できています。

うれしい!!(泣)

まとめ

夫は、はじめのうちは担当の家事と言われたことだけをこなしていましたが、そのうち頼まなくても自然と動いてくれるようになりました。

家族で出かけていて遅く帰って来たときなど、私が夕飯の準備をしている間に洗濯物を取り入れてくれたり、荷物を片付けてくれたりするので、イライラしなくなり、ケンカもしなくなりました。

お互いが仕事に家事に育児に協力して、共働きでも気持ちよく過ごせるといいですね。

夫が家事を手伝わないと悩んでいる方、最近夫婦ゲンカばかりという方、ぜひ一度この作戦を試してみてください!!

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