木の雑貨の手触りや雰囲気が好きです。
中でも、食器やキッチン用品で木製のものは、日頃キッチンやダイニングにいることが多い主婦の私には癒しになっています。
木の食器を並べるだけで、食卓に「アルプスの少女ハイジ」の世界が広がったような気がします。
また、いつもと同じメニューでも、食器を木製にするだけでカフェ風が簡単に演出できるところも気に入っています。
素朴で簡素だけどあたたかみのある食卓。
今回は、そんな食卓に近づくための木の食器や木製のキッチン雑貨を紹介します。
うちにあるお気に入りの食器を使って盛りつけてみました。
↓ 仕切りのあるプレートを使うと、ランチの盛り付けも簡単です。素敵でしょ^^
↓ 100円ショップのカッティングボードも、食器として使うととても重宝します。
家族も木製のものを気に入っていて、カレーやシチューの時に特に木のスプーンを使いたがります。
今回改めて理由を聞いてみると、
とのこと。スプーンが歯に当たる?カレー食べるときスプーンを噛んでいるの?と思いつつ、木の食器やキッチン雑貨をネットで調べてみると、そこはまるでハイジの世界。
こういう雑貨って、見ているだけで癒されます。
今年のクリスマスは、木製のテーブルウエアでいつもと違う雰囲気にするのもいいかも^^
いろいろ調べてみて気になった木製の食器やキッチン雑貨をご紹介したいと思います。
北欧フィンランドの北極圏に住む「クーメ人」に伝わる食器「ククサ」
フィンランドの北部に住む遊牧民「クーメ人」に伝わる食器、「ククサ」です。
クーメ人は、赤ちゃんが生まれるとこのククサを贈り、贈られたククサを一生涯使い続けました。
ククサは、コップのように使うもので、小川の水を汲んで飲んだり、スープを入れて飲んだりしたそうです。
北欧に生える固い木、「白樺」、「ハンノキ」、「トネリコ」などをくりぬいて作られています。
あかあかと燃える暖炉の前で、ロッキングチェアに揺られながら、ククサでコーヒーを飲んであったまりたい^^
日本では北海道から本州によく見られる木です。
木目がきれいで、家具や建材などに多く使われています。
樹液は人工甘味料のキシリトールの原料にもなります。
[ハンノキ]
湿地に生え、日本全国に生息する木です。
湿気を好むので、食器やまな板などを作るのに適し、お手入れも簡単です。
鉛筆などの原料にもなります。
[トネリコ]
北半球に多く見られ、弾力があるその性質からラケットの枠などに用いられます。
欧州神話では、世界を支える大木であり、人を生み出した木として描かれています。
ハイジの食事のシーンに出てきた、まさにあのお皿
出典:http://kigokochi.shop-pro.jp/
私の中で子供心に「あのベッドで寝てみたい」と何度思ったことでしょう^^今思えば、絶対チクチクするし、虫とかもいそうでベッドはちょっと。。
と言えば、一番は干し草にシーツを被せたベッド。次に憧れたのは、食事のシーンに出てきた食器!
パンとチーズも美味しそうだったけど、カップではなくお椀のような食器でミルクやスープを直飲みするハイジに釘付けでした(笑)そのお椀のような食器がこちら。
サラダやフルーツなどを盛ってテーブルにひとつあるだけで、食卓の雰囲気が変わります。
写真の器は「チーク」を使っています。
目が詰まっていて非常に固く、耐久性に優れているため、需要が高く、高級品として人気がある木です。
現在はタイ、インドネシア、ミャンマーなどが産地として有名です。
オリーブは実だけじゃない、オリーブの木から生まれたフルーツバスケット
出典:http://www.african-sq.co.jp/
「オリーブ」は、実や実から採れるオリーブオイルのイメージが強いのではないでしょうか。
実は、オリーブの木も、昔から家具や食器の材料として用いられてきたのです。
写真はフルーツかごですが、小物を入れて飾っても素敵。
オリーブは、植木としても人気がある、見た目もかわいい木ですよね。
オリーブの木は、木目が美しく、強度があるため、ヨーロッパでは寺院のドアや柱、アフリカでは彫刻として用いられています。
また、フローリングなどの床材としても使われます。
木製には珍しいビアカップ
「川上健治」さんという木工作家の作品です。「桜」の木を使い、漆仕上げになっています。
木製のマグカップはよく見るのですが、ビアカップは珍しいのではないかと思います。
木製のカップは、飲みくちの当たりの良さもさることながら、木のテーブルに置いた時の
という音と感触がいいんですよね。日本人には馴染み深い桜は、漆器、家具、フローリングなど多岐にわたって使用されています。
皮は、秋田の樺細工が有名ですよね。
私も茶筒を使っていましたが、見た目が美しく、お客様にお茶を淹れると「素敵な茶筒ね」とよく褒められました。
皇太子殿下のお住まいにも、桜が使われているそうですよ。
折りたたんで1枚の板になるバンブーバスケット
竹製のバスケットは、折りたたんで鍋敷きとしても使える2wayの優れものです。
畳んだ姿も可愛いですね。これなら、ギフトとしても喜ばれそう。
出典:http://www.zakka-petanko.com/
防臭、抗菌効果がある竹は、昔から身近な材料としていろいろなものに加工されてきましたよね。
竹は、3~5年で成長するため、環境に優しく、高級木材と比較すると割安と言えると思います。
最近では、その特性を活かして、竹材を使った子供用の食器も作られています。
フォルムが可愛い!キノコ型くるみ割り器
いままでの人生で、くるみを割る局面を迎えたことはないのですが、あまりの可愛らしさに一目惚れしてしまいました。
オリーブウッドでできているのですが、ネジの部分ももちろん木ネジで、くるみの殻を割るほど固いのだなあと感心してします。
見た目と違って、タフなやつです。
珍しいヒメシャラを使ったおつまみ皿
「ヒメシャラ」の美しい樹皮をうまく活かした食器です。
樹皮が残っていると、やはりナチュラル感がより一層強くなって、素敵ですね。
おつまみ入れにしたら、ビールがすすみそう。
漢字では「姫沙羅」と書きます。
樹皮が滑らかで、幹が美しいので、庭木として人気がある木です。
これ1枚でお家がカフェに!ゴムの木のトレイ
出典:http://item.rakuten.co.jp/zakkapropeller/gi84
こういうおしゃれなトレイが1枚あると、何かと役に立つことが多いですよね。
ちょっとしたお茶を出すときでも、トレイ1枚でグッとセンスアップします。
また、この大きさだと、小物を入れてサイドボードや玄関の靴箱の上にあってもおしゃれ。
使い方はいろいろありそうです。
ラバーウッドとも呼ばれ、樹液からゴムを作ることができます。
ゴムの木製の食器は、この樹液を採ったあとの、伐採される木から作られているので、環境にやさしい食器と言えると思います。
柔らかく加工しやすいため、家具や食器など、幅広く使用されています。
みじん切り用チョッパー オリーブのメッツァルーナ
トスカーナの木工職人が作った、みじん切り用の包丁です。
肉やハーブなどをみじん切りにするためのものですが、どうやって使うと思いますか?
持ち手を持って、左右に揺らすようにして使うのだそうです。面白いですね。
こちらは刃の部分が一つですが、二つ付いているものもあります。
フードプロセッサーも便利ですが、このメッツァルーナでゆっくり粗みじんにした野菜でスープを作ったら、ひと味ちがう気がします。
キッチンにあるだけでも絵になりそう。
北海道産の槐(えんじゅ)から生まれたロクロ挽きマグカップ
旭川で木製品を作っている高橋さんのマグカップです。
高橋さんは、木製のテーブルウェアをロクロを使って制作しているんですね。
シンプルで、使い勝手が良さそうです。
北海道産の「槐(えんじゅ)」という木を使っています。
中国から仏教伝来と同時に伝わった木で、古来はお面を作って厄除けとしたそうです。
そのため、今でも「厄除け」や「幸福を呼ぶ」木として、いろいろな用途に使われています。
材質は硬くて丈夫なので、長く使うことができます。
街路樹や庭木としても人気がある木です。
モンキーウッドのケーキスタンドでクリスマスケーキもワンランクアップ!
素朴なデザインのケーキスタンドです。
このスタンドにのせて手作りケーキが出てきたら、クリスマスパーティーも盛り上がりそうです。
こちらは、天然木を使った手作り食器で有名なタイのメーカーが作っています。
こうした天然素材や製法にこだわったメーカーのものは安心できますね。
「モンキーポッド」という木からできています。
耐久性があり、水気にも強いため、テーブルや食器など、いろいろな加工品があります。
TVCMでお馴染みの「この木なんの木」の木、と言えば誰しもその姿を思い浮かべられるのではないでしょうか。
木目も、立ち姿も大変美しい木です。
マグツリーでいつものティータイムがより楽しく!
チーク材を使った可愛らしいマグツリーです。
可愛いと思ったら、珊瑚をデザインしているんですって!
キッチンカウンターに置いたら便利だし、ダイニングテーブルに置いても食卓が和みの空間になりそう。
クリスマスオーナメントをつければ、クリスマスツリーに早変わりして、子どもたちも喜んでくれそうです。
世界に一つだけのオリーブのカッティングボード
樹齢400年を超えたオリーブの木から作ったまな板です。
手作りの一枚板なので、すべて形が違います。
つまり、世界に一枚だけの自分だけのまな板です。
お手入れして、長く使いたいですね。
つまみがどんぐりの形で持ちやすいマグカップの蓋
出典:http://store.iwate-yumekobo.com/
コーヒーが冷めないようにこんな蓋があったら便利ですね。
紅茶派は、紅茶を蒸らす時間も楽しくしてくれそうです。
ほっとするティータイムに木のぬくもりをプラスするのもいいのではないでしょうか。
まるで手のひらみたいな折りたたみ式トング
木製のトングはいろいろありますが、形が子供の手みたいで可愛らしいですね。
サラダボウルに添えて食卓に出してもおしゃれです。
キッチンの引き出しの中で意外に場所をとるトングですが、これは使わない時は折りたたんで収納することができます。
ここは主婦として見逃せないポイントです!
パンくずが散らからない!技ありブレッドカッターボード
出典:http://www.felissimo.co.jp/
テーブルでパンを切った時に困るのがパンくずですよね。
このボードは、すのこ状の板の上でパンを切ると、下のトレイの中にパンくずがたまる仕組みになっています。
バゲットなどを切るときによさそう。
ボードにナイフを収納するスペースもあり、至れり尽くせりです。
並べておくだけでも可愛い!間伐材で作ったミニ樽
出典:http://maeda-craft.jp/maedacraft/
何を入れようかワクワクしてくるミニ樽です。
小さいもので高さ71ミリ、最大の樽は高さ142ミリとミニサイズの樽なので、テーブルに置いても邪魔にならないサイズですね。
コーヒー豆やキャンディ、蓋を外してカトラリーを入れてもさまになりそう。
インテリアとして飾るだけでもいいですね。
離乳食にも、スパイス入れにもなる手のひら皿
安全面から、木製食器を離乳食用の器として使うママが増えているそうです。
木製なら落としても割れにくいし、陶器のように破片で怪我をする心配も少ないですものね。
小さい頃から木の手触りとかぬくもりを感じることができて、赤ちゃんの情緒面の発達にも影響があるような気がします。
小さいお皿なので、スパイスやソースを入れて食卓に置いてもいいですね。
スウェーデンの職人が手作りしたキャンドルホルダー
たまには、いつもと雰囲気を変えて、テーブルの上でキャンドルを灯すキャンドルディナーはどうでしょう?
クリスマスの夜の演出にもいいですね。
側面のモチーフは、「幸運を運ぶ」と言われているダーラナホース。
ダーラナホースは、スウェーデンのダーラナ地方に伝わる民芸品で、始まりは子供のおもちゃと言われています。
赤く塗装されているものが多いですが、無垢のモチーフはどんな場面にも馴染みそうです。
ポケットティッシュケースも、木製ならこんなにおしゃれ
出典:http://miyabiya.shop-pro.jp/
どんどんたまるポケットティッシュも、このケースに入れればテーブルに置いても違和感がありません。
食卓にティッシュがあると何かと便利なんですよね。
節約もできて、おしゃれ。言うことありません(笑)
ハイジのパンみたい!?パンのストラップ
桜製の手作りのストラップです。
このストラップを見て、ハイジの黒パンと白パンを思い出しました。
これがプラスチック製なら受ける印象も違っているのではないでしょうか?
木の素材感が活かされたストラップだな、と思います^^
木製食器のお手入れ
木の食器は、成形されたあと、防腐や水漏れを防ぐため、加工をしてあるものが多いです。
加工していないものは、植物性オイルを塗ってお手入れする必要があります。
上手にお手入れして、長く使いたいですね。
また、基本的には、食器洗浄機、電子レンジ、冷蔵庫での食品の保管はNGです。
木製食器の塗装の安全性について
木製食器の防水、腐食防止のために、ウレタン塗装してあるものがあります。
ウレタンはプラスチックの一種で、人間の生活のいろいろな場面に使用されています。
食器に使用されているウレタンは、学校給食の食器にも使われています。
食品衛生法の基準をクリアした塗装ですので、現時点での安全性は確認されていますが、心配な方は、きちんとしたメーカーの食器を購入することをおすすめします。
主婦として毎日食事を作っていると、メニューが代わり映えしなかったり、ルーチンワークに疲れたりすることがありますよね。
そんな時は、普段夫や子供のために作っている食事を、自分のために作るのもいいのではないでしょうか。
自分が食べたいメニューを、自分のお気に入りの食器で食べる、それだけで元気が出てきます。
木製の食器やキッチン雑貨は、きっとその手助けになると思います^^
あなたの食卓がもっと楽しくなりますように。