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公開日:
2017/05/23
更新日:
2017/05/23

働くママは幼稚園か保育園どっちがいい?!パートでは保育園に入れない現実

公開日:
2017/05/23

働くママ、これから働きたいママにとって、子どもをどこに預けるか、これが一番悩むポイントですよね。

前回の記事では、幼稚園・保育園・認定こども園の違いと入園までの流れについてご紹介しました。

今回は、幼稚園ママと保育園ママの両方を経験した私が

  • 「幼稚園、保育園、認定こども園、うちの子はどこに入れたらいいの?」
  • 「幼稚園に入れても働ける?」
  • 「こどもの入園後仕事をはじめたい場合は、幼稚園・保育園・こども園のどれがいいの?」
  • 「幼稚園の子と保育園の子は学力に差があるの?」
  • 「保育園に入れなかったら、どうしたらいいの?」

など、子どもをどこに預けるか悩んでいる働くママに、オススメしたい園選びをご紹介します!

私は長男を幼稚園、次男を保育園に預けてパートで働きました。

仕事が決まって次男の保育園の申し込みに行き、役所で真っ先に言われたのは、「どこの保育園も待機児童が何十人もいて、なかなか入れませんよ。」ということ。

どうやら、働くから保育園に預けるという私の考えは、かなり甘かったようです。

区役所の人の話から、

  • 正社員で育休中の人が最優先(保育士や看護師、先生など教育関係の人は優先順位が高いと感じました・・・)
  • 育休が明けの仕事復帰が迫っている人でも順番待ちをしているのに、パートなんて入れるわけがない

ということがわかりました。

つまり、もともと仕事を持っている産休・育休中の人でなければ保育園には入れないということです。

子どもの預け先が決まっていない人を雇ってくれる会社はありません。だけど、仕事が決まっても保育園には入れないのです。

これって「子どものいる専業主婦は働くな」っていうこと!?

出産して家庭に入ったら、もう社会復帰するのはあきらめろっていうこと!?

うちの次男は、たまたま途中退園した子が出て、その枠に運良く入れてもらうことができました。

でも、あの時もし保育園に入れなかったら、どうしていただろう?

どうしていいかわからず、仕事をあきらめていたかもしれない。

もし今どこかにそんなお母さんがいるとしたら、私は大きな声で言ってあげたいのです。

「働くことをあきらめないで!何とかなる!」

幼稚園ママ・保育園ママの両方を経験して、私が感じたのは「幼稚園・保育園など、施設それぞれに違いや特徴があるから、ママの働き方に合わせて園を選べば、不安や悩みも解決できる!」ということ。

幼稚園・保育園・認定こども園、それぞれの特徴を知って、あなたの働き方に一番合った園を選びましょう!

働き方に合わせた園選びが大切!

幼稚園ママ、保育園ママの両方を経験して、私が感じたのは、パートなら幼稚園でも十分働けるということ。

むしろメリットもたくさんあります。

フルタイムのママでも、園を選びさえすれば何とかなります!

あなたはフルタイムですか?パートですか?それとも、これから働きたいと思っているところですか?

保育園ママ、幼稚園ママ両方を経験した私がオススメする園選びは以下の2つです。

  1. フルタイムの仕事が決まっている、もしくはフルタイムで働いているママは「認定こども園・保育園」
  2. 短時間パートで働いている・子供の入園後パートを探して働きたいママは「幼稚園」

幼稚園・保育園・認定こども園の違いについてはこちら

フルタイムで働くママは保育園・認定こども園がオススメ

フルタイムで働くママには、やはり保育園、認定こども園がオススメです。

保育園・認定こども園の特徴

  • 長時間預かってもらえる(8時間~11時間)
  • 夏休みなどの長期休暇がない
  • 給食がある
  • フルタイム勤務は入園の優先順位が高い
  • 長時間保育な上、幼稚園教育が受けられる(幼保連携型認定こども園)

認定こども園の詳しい説明はこちら

など、フルタイムのママにはメリットがたくさんあります。

最近は認定こども園の数が増えていますが、同時に待機児童も増えており、フルタイム勤務だからといって、必ず希望の園に入れるとは限らないようです。

希望の園に入れなかった場合のことを考えて、通勤途中で送迎できる園など範囲を広げて情報収集しておきましょう。

パートタイムで働くママは幼稚園がオススメ

保育園やこども園に空きがあるような地域だと、働くなら、長時間預かってくれる保育園やこども園に入れるほうがメリットは大きいでしょう。

しかし、待機児童がたくさんいるような地域では、パートタイムの人はフルタイムの人より入園の優先順位が低いため、保育園やこども園に入るのは難しいのが現状です。

待機児童が多い地域に住んでいて、パートで仕事をしている人や子どもの入園後にパートで働きたいと思っている人は、ぜひ幼稚園のことを調べてみましょう。

ここでは、新制度に移行していない私立幼稚園のことをお話しします。(新制度後の私立幼稚園についてはこちら

幼稚園の特徴

  • 入園は3歳から(最近では2歳児・3歳児クラスがある園も多い)
  • 保育料は園が決定し、所得に関係なく一律
  • 保育時間は9時ころから14時ころ
  • 夏休みや冬休みなど長期休暇あり
  • 親参加の行事が多い

こうして見ると働くママにはあまりいい条件のように思えませんが、パートで働くママにとってはむしろメリットがたくさんあります。

幼稚園のメリット

  • 自分の都合に合わせて預けられる預かり保育がある
  • 仕事のない日は降園後の時間を有効に使える(子どもと一緒に過ごす、幼稚園のお友達と遊ぶ、子どもの習い事に通うなど)
  • 子どもの入園後、仕事を探せる
  • 保育料が所得に関係なく一律なので見通しが立てやすい
  • 特色ある保育を行っている園が多い

しかし、パートタイムとはいえ、「幼稚園って降園時間が早いのに働けるの?」というのが気になるところですよね。

たしかに幼稚園は保育時間が短く長期休暇もあるので、子どもが帰ってくるまでの時間で仕事をするとなるとなかなか難しいかもしれません。

そこで、働くママが幼稚園を選ぶ際のポイントとして外せないのが「預かり保育」の有無です。

次の章では預かり保育についてお話しします。

幼稚園選びのポイントは預かり保育が充実しているか

預かり保育とは?

通常の保育時間以外の早朝や夕方、夏休みなどの長期休暇中にも子どもを預けられるシステム

  • 料金・・・保育料とは別料金で園の設定による ex. 1時間200円、1回500円など(長期休暇中は別料金を設定している園が多い。)
  • 預けたいときだけ預けられる

最近の幼稚園は、ほとんどの園で預かり保育を行っており、17時や18時まで、なかには19時まで預かってくれる園もあります。

夏休みなどの長期休暇中も、全国の幼稚園のうち約80%の園が預かり保育を行っています。(参考:文部化科学省

ただ、預かり保育の内容は園によってかなり差があるため、前もってしっかり情報収集しておきましょう。

働くママが多い園では、預かり保育の料金が安い、時間が長いなど、ママが働きやすい環境が整っています。

しかし、働くママが少ない園では、預かり保育の料金が高額だったり長期休暇中は短時間しか預かってくれないところもあります。

うちの長男の幼稚園は、仕事をしているママが少なく、水曜日は弁当なしの半日保育、預かり保育も高額で、働くには条件がいいとは言えない幼稚園でした。

そのため、預かり保育を利用する子が少なく、みんなと一緒に帰りたいと言って行きたがらなくなり、困ったこともありました。

働くママが多い幼稚園は、預かり保育も充実しています!逆に言うと、預かり保育が充実しているから働くママが多いんです!

預かり保育が充実しているか、これが働くママが幼稚園を選ぶ際に最も重要なポイントと言えるでしょう。

幼稚園入園までに働きたいママは小規模保育所がオススメ

パートタイムで働くママには幼稚園をオススメしましたが、幼稚園はほとんどが3歳からの入園となります。

そこで、子どもが幼稚園に入園する前から働きたいというお母さんには、幼稚園入園までは小規模保育所を利用することをオススメします。

また、フルタイムのママでも、少人数の家庭的な雰囲気のところに預けたいという人には オススメです。

しかし、「小規模保育所って何?あまり聞いたことがないから預けるのが不安・・・」と感じるママもおられますよね。

小規模保育所は、2014年の「子ども・子育て支援新制度」によって制度が確立され、国の認可を受けた少人数の保育所です。

それまで「認可外」として扱われてきた小規模保育所が認可保育所として認められたため、待機児童解消に大きく貢献することが期待されています。

私の住んでいる地域では、このような小規模保育施設は、昭和25年から「昼間里親」として市の認可を受け、「里親さん」と呼ばれ長年地域に親しまれてきました。

小規模保育所の特徴

  • 少人数保育
  • 認定区分3号の子どもが対象(0歳~3歳の保育に欠ける事由に当てはまる子ども:子どもの認定区分についてはこちら
  • 対象年齢は0歳~3歳
    (4歳になる年に幼稚園、保育園へ入園。保育園へ優先的に入園できる枠がある地域が多い)
  • 保育時間は8時間~11時間(保育所ごとに異なる。19時までの延長がある園もあり。)
  • 給食あり
  • 保育料は階層区分(住民税額により算出)、利用時間などに応じて自治体が定めたもので決定(保育園とは異なる)
保育所類型

認定こども園、認可保育所などの施設型保育と小規模保育などの地域型保育では、下のような定員の違いがあります。

保育所の種類 類型 定員
施設型保育 こども園 都道府県で制定
認可保育所 20人以上(一般的には60人以上)
地域型保育 小規模保育 A型 認可保育所分園型(6~19人)
B型 中立型(6~19人)
C型 10人までのグループ保育
事業所内保育 定員20人以上
定員19人まで
居宅訪問型保育 1人
保育ママ 自宅で3~5人保育

(出典:小規模保育白書

小規模認可保育所認可基準

小規模保育所は下記のような基準によってA型、B型、C型と区分されています。

類型 職員数 職員資格 保育室等 給食
A型 保育所の配置基準※
+1名
保育士 0・1歳児:
1人当たり3.3㎡
2歳児:
1人当たり1.98㎡
  • 自園調理
    (連携施設からの搬入可、調理外部委託可)
  • 調理設備
  • 調理員
    (外部からの搬入、委託の場合は不要)
B型 保育所の配置基準※
+1名
1/2以上が保育士
C型 0~2歳児
3:1
(補助者を置く場合 5:2)
家庭的保育者 0~2歳児:
1人当たり3.3㎡

※保育所の配置基準:0歳児は子ども3人に対し保育士1人、1~2歳児は子ども6人に対し保育士1人
(出典:小規模保育白書

A型、B型では、保育所の基準よりも1人多い保育士の配置が義務づけられています。

また、C型においては、保育所の基準では1~2歳児は子ども6人に対し保育士1人とされているのに対し、子ども3人に対して保育士1人と義務づけられています。

このように、小規模保育所は保育所よりも厳しい基準となっているため、より手厚い保育環境であると言えるでしょう。

☆小規模保育所にお子さんを預けていた友人に聞いてみました☆

家族のような温かい雰囲気

うちの子が通っていたのは、ベテランの保育士さんが自宅で10人ほどの0歳~3歳の子どもたちを預かっている小規模保育所でした。

少人数なので、みんな兄弟のように過ごしていて、1人1人に目が行き届いていました。

食育にこだわりのある保育室で、給食は全て手作り。朝一番にとられた出汁で作る給食は栄養たっぷりでおいしい。

月に1度バイキングの日があり、おにぎり、唐揚げ、スパゲティ、煮物など、子どもたちに人気のメニューが並ぶので、みんな楽しみにしていました。

人気メニューの1つだったのが、なんとラーメン!
スープ、麺、チャーシューなど、全てが手作りで、ラーメン屋さんみたいな本格的な味。

うちの子はおとなしい性格だったので、家族のような温かい雰囲気がとても合っていたと思います。

市内の小規模保育所が集まって大運動会や遠足があり、大人数の集団を経験する機会もありました。

休みの日も保育室に行きたいというほど大好きな場所でした。

最近では、幼稚園がこども園に移行するのではなく、幼稚園と連携した小規模保育所を同じ敷地内につくる園もあるようです。

こういった施設では、小規模保育所で0歳~3歳までの園児を受け入れ、3歳になると優先的に連携の幼稚園へ入園できるようになっています。

3歳になってから新たに預け先を探さなくてもスムーズに幼稚園へ入園できるうえ、連携の幼稚園は早朝や夕方、長期休暇中の預かり保育が充実しています。

このような施設が今後増えていくことを期待したいですね。

幼稚園の保育料は自治体の減免制度によって戻ってくる場合がある

保育園やこども園の保育料が世帯所得に応じて決定されるのに対して、幼稚園の保育料は所得に関係なく園によって一律で決められています。

月々の保育料は18,000円から30,000円くらいで、園によってかなり差があります。

預かり保育を利用すれば、さらにその利用料が加算されることになります。

保育料が安くても保育料とは別に学用品費などで毎月追加徴収される園もあり、逆に、保育料が高くてもそれ以外には一切徴収しないところもあります。

結果、毎月かかる費用は変わらなかったということもあるようですので、園に直接問い合わせたり在園児のママに聞くなどして、詳しく調べておきましょう。

収入に関係ない一律の保育料+預かり保育の利用料・・・と聞くと、幼稚園は保育園やこども園よりお金がかかりそうなイメージですよね。

しかし、幼稚園は、世帯収入や兄弟の有無などに応じて保育料が減免される制度があります。

月々かかるお金は高額に感じるかもしれませんが、減免制度によって戻ってくる分を差し引けば、結果そうでもなかったということもあるようです。

また、保育園や認定こども園のように所得によって保育料が決定されるわけではないため、見通しが立てやすく安心な面もあります。

私立幼稚園が大切にしている特色ある保育

私立幼稚園は、長年地域で親しまれてきた歴史のある園や、地域の幼稚園間の競争もあり園同士が切磋琢磨して特色ある保育やこだわりのある保育をしている幼稚園がたくさんあります。

保育内容によって園を選べるというのも、私立幼稚園の魅力の1つでしょう。

保育園に落ちた!どうすればいいの

入園申請していた保育所、こども園、全部落ちた!というママ、ショックですよね。

国は何やっているんだと怒りが込み上げてきますが、とにかく何とかしなければいけない!

保育園に落ちたらやるべきこと4つ

  1. 職場近くの園など家から離れた地域の施設で空きがないか調べる
    住んでいる地域は全滅だったが隣の地域なら空きがあったということもあるようですので、範囲を広げて探してみましょう。
  2. 小規模保育所や保育ママに空きが無いか調べる
    (上記 幼稚園入園までに働きたいママは小規模保育所がオススメ 参照)
  3. 幼稚園に空きがないか調べる
    早朝・夕方・長期休暇中なども実施するなど、預かり保育が充実している園も多いので、一度調べてみるとよいでしょう。(上記 幼稚園選びのポイントは預かり保育が充実しているか 参照)
  4. 認可外保育園を探す
    認可外保育所は、市町村からから認可を受けていない保育施設です。
    そのため、保育料が高額で長期間預けるには経済的負担が大きく、保育環境や安全面でも不安がある施設もあるようです。
    利用する際は、慎重に施設を選びましょう。

大事なのは、保育園出身か幼稚園出身かではなく、子どもの土台づくりを見守ってあげること

小学校に入ったとき、保育園出身の子は荒っぽい、幼稚園出身の子はお行儀がよい、賢いと言われたりしているのを耳にしたことがあります。

幼稚園出身の子のほうが学力が高いとさえ言う人もいます。

本当に幼稚園の子のほうが保育園の子より学力が高いのでしょうか?

幼稚園は、文字を教えたり、楽器の演奏を教えたり、最近では英語を教えたりする園もあるようで、そういったことから幼稚園の子のほうが勉強ができるイメージがあるのかもしれません。

でも、小学校に入ったときにひらがなを知っている子と知らない子では、最初に差がつくのは当たり前ですよね。

うちは長男が幼稚園、次男が保育園に通ったので、私はどちらの子どもたちにも接する機会がありました。

上の子の幼稚園はいわゆるお勉強系の園ではなく自由な園風だったので、保育園の子どもたちとの差を大きく感じたことはなかったのですが、明らかに違うなと思うところがありました。

それは、「保育園の子どもたちは自分の意見をはっきりと主張する、思っていることをそのまま言葉にしてどんどん伝える。」ということです。

保育園の子どもたちが自分の思いを伝えようとするパワーは圧倒的。

次男のお迎えに行くと、「〇〇の母ちゃん、聞いて聞いて!」とみんなが自分の言いたいことを好き勝手に話し始め、こちらが困るほど全力で向かってくるのです。

この差はどこから来るのだろう?と、私は子どもたちを観察してみることにしました。

まだ言葉が話せないような赤ちゃんのケンカを見ていると、噛みついたり、たたいたり、つねったり、とにかく手が出ます。

そして、全力で泣く。

うちの次男も、友達とケンカしてよく腕に歯型やアザをつけて帰ってきました。

しかし、彼らは必ずしもケンカをふっかけているわけではないようなのです。

一緒に遊びたいなと思ったら、顔をさわってみる。さわられたほうは、痛い!とたたき返す。

力の加減ができないから、「遊ぼうよ!」も「イヤだ!」も、たたく、つねるなどの乱暴になってしまう。

彼らにとって、たたく、つねる、泣くというは、自分の思いを伝える唯一の手段なのです。

保育園にいる間、周りはみんな自分と同じようにまだ言葉の話せない子どもばかり。

つまり、大人のように自分の感情を読み取って先回りしてくれる相手ではありません。

そのため自分の思いを全力で相手に伝えようとしているのです。

対して、幼稚園の子は3歳までお母さんと一緒に家で過ごしている子が多い。

自分から発さなくてもお母さんが先回りして気づいてくれたり、少しのアピールで気づいてくれることが多いのではないしょうか。

自分の感情を思い切り表現する騒がしい子とルールを重んじる静かな子・・・と言うと、後者のほうが何となく賢い、お行儀がよいというイメージかもしれません。

ひらがなは小学校に上がれば教えてもらえます。

しかし、自分の感情を思い切り表現するというのは、教えてもらってできることではありません。

保育園の子どもたちはそんな能力を自然に身につけているのです。

彼らを見ていると、どこででも生きていけるようなたくましさを感じます。

これは、ひらがなを知っていることよりも、すばらしい能力だと思いませんか。

かといって、幼稚園の子が生きる力のない軟弱な子と言っているのではありません。

大人の目には、荒っぽく見えたりおとなしすぎるように映るかもしれません。

しかし、まだまだ発展途上の子どもたちは、これから生きていくために必要な土台を作っているところなのです。

子どもを幼稚園に通っているか保育園に通っているかで判断するのではなく、どんな子どもも温かく見守っていくことが、私たち大人にとって一番大事なことではないでしょうか。

全てのお母さんに優しい子育て支援制度を!

働こうと頑張っているお母さんに少しでも前向きになってほしいという思いで、今回は働き方に合わせた園選びを紹介しました。

でも、
「働くお母さんたちが子どもの預け先のことで悩まなくてもいい世の中なら、こんなこと考えなくていいのに・・・」というのが正直な思いです。

働きたいお母さんは、なぜこんなにたくさんのハードルを超えなければいけないのでしょうか。

家で子どもをみている専業主婦は、気楽だと言われがちです。

子どもを公園で遊ばせている間、ママ同士しゃべって暇そうでいいねと言う人もいます。

けれど、専業主婦の中にも、働きたいのに働けないママはたくさんいるのです。

小さい子を抱えて、実家も遠く気軽に子どもを預けるところもない、そんな中やっと仕事が決まっても、保育園には入れない。

じゃあ、どうすればいいの?

気楽と言われる専業主婦の中には、こんな人もいるのです。

働こうにも社会復帰できる体制がないから、悶々と一人で悩んでいるお母さんがたくさんいるのです。

今の日本の子育て支援の仕組みは、もともと仕事を持っている正社員やフルタイムで働いているお母さんにばかり焦点を合わせているように思います。

正社員やフルタイムで働くお母さんは、もちろん最も優遇されるべきです。

でも、国は、専業主婦の働きたいお母さんのことももっとサポートしてあげてほしいと思うのです。

働きたくても働けないお母さんたちがたくさんいるということを国は知っているのでしょうか。

理想論ばかり並べて子育て支援を語っている国の偉い人たちは、そんな専業主婦がいることを知っているのでしょうか。

少子化問題を議論するなら、まずそんなお母さんたちの存在を知って、全てのお母さんに優しい子育て支援制度を確立してください!

子どもをたくさん産みたいと思える世の中にしていただきたいと思います!

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