
子育て中のママなら誰でも
、 、 、 、 と育児に疲れ切ってしまうこと、ありますよね。だって、ママが自分のペースでできることが何ひとつないんですから。
寝ることや食べることすら自由にできない。
時にはトイレさえも。
全部子どものペースに合わせなければいけない、自分のペースで進められないということは、想像以上にしんどいですよね。
私も、子どもたちが小さい時期は
、 、 と爆発しそうになったことが何度もありました。疲れ切って、夫と些細なことでケンカになり、荷物をまとめて実家に帰ったこともあります。
長男が幼稚園に入園するまでの1年ほど、3歳の長男と生まれたばかりの次男の2人を家で見ていた時期は、大変過ぎて記憶がありません。
一番かわいい時期の次男の記憶がほとんどない・・・(泣)
育児って、「我が子をかわいいと思っているし大切だと思っているのにイライラしてしまう」という2つの気持ちが混在するから、余計しんどいんですよね。
そして、もう嫌だ!やめたい!と思ったとき、辞表を書いてスッキリ辞められたらいいんですが、それでもやめられないのが育児。
何とかして乗り切るしかありません。
さらに育児を楽しめたら、それがベストですね。
育児に疲れ切ってしまわないように、できるだけ楽しめるようにもっていくには、以下の2つが大切ではないかと感じています。
- ストレス発散する
- 発想を変える
私もまだまだ子育て真っ最中ですが、今までの育児を振り返って、体験記とストレス発散法、育児をやめたいと思ったときの発想転換のススメを書いていきたいと思います。
男子の育児体験記(新生児期~3歳)
新生児期はとにかく睡眠不足で育児疲れ
うちの長男は、生後しばらくの間黄疸が出て、母乳の後に必ずミルクを足さなければなりませんでした。
3時間置きの授乳なので、哺乳瓶が足りなくなれば、哺乳瓶を洗う、消毒という作業もしなければならず、全て終わって寝ようと思ったらもう次の授乳時間が来て、結局寝られないこともありました。
しかも、飲んだら大量のゆる~いうんちを出すので、授乳の後は必ず毎回うんちがおむつから漏れ、服からシーツから全替え(泣)
ときにはおむつ替えの最中におならが爆発して、シーツもおくるみも、私のパジャマやメガネまでうんちまみれになったことも。
さらに、授乳の後はしばらく抱いていないと寝てくれないので、いつも半分寝ながら白目をむいて抱っこしていました。
やっと寝た!と、そうっとそうっとベッドに寝かせたのに、置いた瞬間泣き出すの繰り返し。
抱いたまま次の授乳時間になり、結局一睡もできないこともありました。
これ、その頃の私の口ぐせです。
夜中に、泣きそうになりながらおっぱい出して、仏のような顔で飲む息子に向かって唱えていた言葉。
この子、最初にしゃべる言葉が「寝てくれよ!」だったらどうしよう・・・
ふとそんなことを考えて、1人でクスッと笑った午前2時。
、 、 とちょっと絶望的になっていた私に、ある助産師さんがこんな言葉をかけてくれました。
それが、生まれた瞬間ぽんっと1人になった。
お母さんはそばにいるけれど、前みたいにいつもぴったり一緒にいるわけじゃない。
だから、赤ちゃんはさみしい気持ちや不安な気持ちでいっぱいなんですよ。
赤ちゃんも今、1人になるという最初の試練に立ち向かっているんです。
だから、さみしくなったら、抱っこしたりおっぱいをあげて安心させてあげて。
お母さんはいつもそばにいるということを教えてあげてね。
それまで、どうして寝てくれないの?と自分だけがしんどいと思っていて、赤ちゃんの気持ちなんて考えたこともありませんでした。
こんなに小さい赤ちゃんも人生最初の試練に立ち向かっているんだと思うと、母が絶望しているわけにはいきません。
一睡もできなくても、ベッドに置いた瞬間泣かれても、うんちかけられても、母ちゃん一緒に頑張るよ!
でもやっぱり、寝不足はしんどいですけどね・・・。
生後3ヶ月・4ヶ月は育児疲れから旦那にイライラして八つ当たり
出産後2か月は実家にいたので上げ膳据え膳だったのが、家に戻った途端、いきなり家事+育児の日々になり、とにかく1日の生活を回すのに必死でした。
新生児期よりは夜まとめて寝てくれるようになったのですが、昼間は抱っこしていないとすぐに泣く長男。
ここは頑として新生児期から変わらない(泣)
相変わらずよく吐くし出すので、1日に何回もシーツや服を洗濯しなければならず、抱っこ、授乳、洗濯で1日が過ぎていきました。
以前なら午前中で全て終わっていた家事も、合間で授乳や抱っこをしながらひととおり終えてふと時計を見ると、もう昼過ぎなんていうこともしょっちゅう。
手抜きを覚えた今なら、家事やっているだけで十分だと思いますが、当時は、もうこんな時間・・・と、思い描いている1日の流れに沿っていないことにもイライラしていたように思います。
今思うと、ちゃんとやらなきゃと気負い過ぎていたのかもしれません。
3ケ月といえば、少しずつベビーカーでお散歩や買い物に出たりできるようになってくる時期ですよね。
しかし、うちの子はとにかく授乳が頻繁で、飲みたくなると、ところかまわず大声で泣きわめくので、気分転換になるはずの外出も、1人だとちょっとした恐怖に。
それでも、家の中にずっといると息が詰まりそうなので、家の周りを少し散歩するようにしていました。
夫は、子どもをお風呂にも入れてくれるし、家にいるときは泣けば抱っこしてくれるし、おむつも替えてくれました。
つまり、積極的に育児をしてくれるイクメン。
にもかかわらず、夫にもイライラしていました。
夜中も子どもが泣くので、夫に気を使い寝室は別にしたほうがいいねと提案したのは私です。
そのくせ、夜中に起きて授乳しているときに隣の部屋から夫のいびきが聞こえてくると、意味もなく叩き起こしてやりたくなるんです。
と思っていました(実行していないのでご安心を)。
今考えると、何も自由にできない自分と、育児に協力的とはいえ何でも自分のペースで自由にできる夫を比較して、卑屈になっていたんでしょうね。
夫は夫なりにできることは精一杯やってくれていたんだと思いますが、それも素直に感謝することができなくなっていました。
疲れとストレスを限界まで溜め込んだ結果、疲れて帰ってきた夫にささいなことでキレて、そのまま荷物をまとめて実家に帰ったこともあります。
生後7ヶ月・8ヶ月は離乳食期・ハイハイ期の育児疲れ
おすわりができるようになり、1人で遊んでくれる時間が長くなったと喜んだのもつかの間、当たり前ですが、別の大変さが出てきました。
育児は、1つ楽になったと思ったらすぐまた別の大変なことが出てくるものなのです。
はい、次から次に!
離乳食が始まり、長男は食べることが好きなようで、よく食べてくれました。
せっかく離乳食を作ったのに全然食べてくれないと悩んでいるママ友もいたので、食べてくれるだけでもうけもんなのですが・・・
しかし、うちの長男は、私が食べさせようとすると、自分で食べると言って癇癪を起こし、おかずを投げ散らかすというなかなかの暴君ぶり。
具だくさん汁物のお椀を数メートル先のふすまに命中させられたときは、このまま幽体離脱したい・・・と本気で思いました。
あきらめて、自分で食べさせてみると・・・手でおかずをこねくり回したり、びちゃびちゃぐちゃぐちゃ。
テーブルも床もぐちゃぐちゃ。
(私)
でも、どっちにしろ散らかすなら、好きなようにやらせてやるわと開き直って、もう何も言わないことにしました。
(さすがに汁物をわざとひっくり返そうとしたら阻止しますが。)
散らかしながらも全部食べるし、食べないより全然いいと思うことにしたら、一気に気が楽になりました。
離乳食ってお母さんの悩みのタネになることが多いんですよね。
きっと、せっかく作ったのに食べてくれない、こんなに食べなくて大丈夫なの?と悩んでいるママもきっとたくさんいると思います。
うちの長男はよく食べる子だったのですが、友達の子はほんとうに離乳食を食べなくて、ママもとても悩んでいました。
でも、今ではうちの長男よりもよく食べる、元気な野球少年です。
いつから食べるスイッチが入るかは子どもによって違うみたいですよ。
だから、気にしなくて大丈夫です。
「そのうち食べる」と気長に見守りましょう。
生後8ヶ月、うちの長男はハイハイをはじめ、とにかく何でも触るし、口に入れるので、全く目が離せませんでした。
ティッシュを全部出して巻き散らかす、そして食べる。玄関の靴を全部出して触りまくる、口に入れようとする(これはぎりぎりで阻止成功しました 涙)、引き出しという引き出しを開けて全部出す。
引き出しや触ってほしくないものがあるところは、赤ちゃん用のイタズラ防止グッズを使って開けられないようにしました。
が、とにかく、一瞬でも物をその辺に置いてしまうと、次の瞬間にはもう長男の手中にあるんです。
獲物をとらえる素早さは、河原でバーベキューの肉を狙う鷹のよう。
狙った獲物は必ず手に入れる。
何気なくその辺に置くということは決して許されないのです。
一瞬の気の緩みが命取り!
油断すると必ずやられるので、「いいかげんにして!どうして何でもかんでも触るの!?」とブチ切れたこと、あります。
でも、何でもかんでも触るって、それだけいろんなことや物に興味津々ということなんですよね・・・(^_^;)
魔の2歳児はいつどこで爆発するかわからない癇癪玉
長男は典型的な魔の2歳児でした。
外遊びが大好きで、行くと言い出したら、ちょっと待ってがきかない。
目を話したすきに、勝手に玄関から1人で出ていったこともあります。
そして、遊んでいるときに、お昼になったから帰ろうと言っても
と言って聞かない。そのくせ、ある時突然「ボク、おなか空いてる!」と気づくのでしょうね。
どこに付いてるのかわからないスイッチが、突然オン。
と、ひっくり返って号泣。
そうなってしまったら、どんな言葉も彼の耳には届かないので、泣きわめいて暴れる長男を半分羽交い締めのような状態で連れて帰ります。
本当は、
(暴言失礼)と、怒鳴りたいけれど、我慢です。眠気と空腹で半狂乱の2歳児にそんなこと言ったら、火に油を注ぐようなものです。
ここはとにかく耐えて、暴れん坊将軍の運搬に専念します。
その間、どんな大声で泣きわめいて叩かれようと蹴られようと、母ひたすら耐える!
嵐の後に訪れる至福の時に思いを馳せて・・・母ひたすら耐える!
なぜなら彼は、ご飯を食べれば途端に機嫌がなおって、コテっと寝るんですから。
寝ればもうあとはこっちのもんです、極楽が待つのみ。
1日のうち唯一の自由時間がやってくる♪
コーヒー飲みながらあのスイーツ食べよう♪
嵐は突然やってきて、突然去るもの。
長男は外遊びしないと昼寝しなかったので、この極楽を確保するために、私の体調が少々悪くても必死で外に連れていっていました。
そして、うちの魔の2歳児は、自分の行きたいところ以外は絶対行かないし、歩かない。
車で出かけるときも、チャイルドシートを嫌がって大暴れするので、出かけるまでに1時間かかったこともありました。
と1人玄関に閉じ込めて鍵をかけたこともあります。
それでも動じない、魔の2才児!恐るべしです。
うっかり尊敬してしまいそうなくらい意思が固いので、駄々をこねて歩かなくなったら石のように絶対動きません。
抱っこして運べるうちはよかったのですが、私が下の子を妊娠して抱っこができなくなってからは、家と近所の公園にしか外出しなくなりました。
途中で歩かなくなるのが恐怖で・・・(泣)
たまにどうしてものときにスーパーに連れていくと、
と駄々をこね、床にひっくり返って号泣&大暴れ。と言ってくるおじさんや、 と舌打ちしてくるおばさんの白い目線にひたすら耐えながら、落ち着くのを待つしかない。
うるさいのもわかっているし、公共の場で騒がせてはいけないのもわかってます。
「抱っこさえできたら今すぐ出ていくのに」と、悔しくて悔しくて、泣きそうになっているとき、
と優しい言葉をかけてくれるおばさん。こらえていたものがブチッと切れて、号泣する長男の横で一緒に泣きました。
だから私、今そんな親子を見かけると、あの優しいおばさんのように、どうしても声をかけたくなってしまうんです。
「イヤイヤ言ってダダばかりこねる。もう嫌・・・」とうんざりしている魔の2歳児のお母さん、
頑張って!(泣笑)
今は信じられないかもしれませんが、その時期に精一杯駄々をこねた子は、大きくなったら落ち着きます。
うちは次男より長男のほうがイヤイヤ期の駄々こねがすごかったんですが、今では長男の方が落ち着いてますよ。
だから、思う存分駄々こねさせてあげてください。
駄々っ子バンザイ!!
3歳になるとトイレトレーニングでイライラ
次男が生まれてから長男が幼稚園に入るまでの10ヶ月ほど、家で長男と次男2人とも見ていた時期は、大変すぎて記憶がないんです。
下の子は、気がついたら1歳になっていました(泣)。
1つ強烈に覚えているのは、幼稚園入園に向けての長男のトイレトレーニングのことです。
長男はおしっこがしたくなると、私が
と誘っても、 と、頑なにトイレに行くのを嫌がりました。これはトイレトレーニング中にはよく聞く話ですよね。
しかし、うちの長男、なぜかいつもクッションを股間に押し当てて、クッションにおしっこをするんです。
まるで犬のマーキング。
なんで!?
そのままジャーっと床に漏らしてくれたほうがよっぽどありがたいのに(泣)
もう一つ、(トイレネタばかりで申し訳ないんですが・・)、忘れられない出来事があります。
ある時パンツにうんちを漏らしたと言う長男。
次男の世話で手が離せず、自分で脱いでバケツの中にパンツを入れるように言いました。
すると、長男君、何を思ったか、パンツを下げ、うんちがこんもり入ったパンツを片足に引っ掛け、ブーメランのように飛ばしたんです。
(たぶん、片足に引っ掛けてバケツに入れようとしたと思われる)
ヒュンッッ!
(私)!!!
それは一瞬の出来事で、止めるスキもなけりゃ、何が起こったのかすぐには把握できませんでした・・・
うんちブーメランと化したパンツは部屋じゅうにうんちを撒き散らかしながら飛んでいき、壁に当たって墜落。
次の瞬間には、壁にかけたカレンダーにも棚の上にも、小物入れの上にも、とにかくそこらじゅうに・・・う・ん・ち。
ふと目を上げると、棚の上に結婚式の写真が。
飛んできたうんちがしっかりとくっついていました。
うんちまみれの結婚写真・・・
うんちの向こうで、微笑む夫と私・・・
ああ・・・
育児に疲れ切ってしまう前に気分転換を
育児疲れでストレスを感じたら、自分なりのストレス発散法を見つけて気分転換しましょう。
どんな些細なことでもOK。
自分がリフレッシュできることなら何でもいいんです。
育児疲れを感じているのに無理をしてがんばり過ぎてしまうと、育児ノイローゼや産後うつ、最悪の場合はネグレクトや虐待を招いてしまうこともあります。
ときどき自分自身を見つめ直し、疲れているなと感じたら放置せず、少しの時間でもリフレッシュする時間を持つよう心がけましょう。
ここでは、育児に疲れたときにオススメのリフレッシュ法6つを紹介します。
1. ママ友とおしゃべりする
私の一番のストレス発散方法は、ママ友とのおしゃべりでした。
子どもの乳児検診で知り合ったママたちと週に1度は子連れでどこかの家に集まってペチャクチャ。
みんな同じ月齢の赤ちゃんだったので、悩みやしんどいことが共有でき、みんなでおしゃべりするだけでストレス発散になるんです。
家にこもっていると、ずっと子どもと向き合っていなければなりません。
夜、主人が帰ってくるまで誰ともしゃべらないこともあります。
この状態って、想像以上にストレスがたまるし、孤独を感じるんですよね。
そして、小さな悩みがいつの間にか大きな悩みになってしまったりするんです。
同じ立場のママとおしゃべりしていると、みんな同じようなことで悩んでいることがわかるので、1人で考えていると悩みになることが笑い話になったりしますよ。
でも、赤ちゃんが新生児のころはまだ外出もできないので、そういうわけにはいきませんよね。
私は里帰り出産だったので、新生児のころは母の存在が本当にありがたかったです。
実家にいる間、もちろん家事は全て母がやってくれていたし、育児の疑問や不安もすぐに相談できるので、孤独を感じることはありませんでした。
周りに大人がいると何気ないことでも会話できるので、自然とストレス発散になるものです。
でも、里帰り出産ではなく出産後すぐに1人で育児をしているママもたくさんいますよね。
そばに相談できる人がいないというお母さん、しんどいときは、1人で悩まずとにかく誰かに相談しましょう。
旦那さんに話を聞いてもらうとか、出産した病院や子育て相談窓口でもいいんですよ。
外出できるようになれば、地域の子育て広場に行くのもオススメです。
誰かと話すだけで、心が軽くなるはず。
とにかく1人で抱え込むのはよくありません。
私は子どもと2人で家にいることが苦手だったので、(うちの男子は破壊モンスターだったので、家にいるとずっと怒ってしまうんです)できるだけ外に連れ出していましたよ。
子どもは思い切り遊べるし、私もママ友とおしゃべりしながら外の空気を吸っていると気分が晴れました。
2. しんどいときは手抜きをしまくる
しんどいときはとにかく手抜きをしましょう。
私は、「今日は洗濯以外何もしない」と決めた日は、ごはんは買ってきたもので済ませるし、もちろん掃除なんかしません。
(洗濯は1日さぼると大変なことになるので、明日の自分に同情してサボれなかった 笑)
そんな日は、何もしないことに罪悪感を持つのさえやめるんです。
今日はやりたくないんだから仕方ないと開き直りましょう。
普段から、全てを完璧にこなそうと頑張りすぎないようにすることも必要です。
あれもできていない、これもできていないとできなかった家事を数えるのではなく、今日できたことを1つでもいいから思い浮かべて、自分を褒めてあげましょう。
でいいんですよ。
3. ときどき1人になる時間を持とう
たまには旦那さんや祖父母に子どもを預けて、自分のためだけに時間を使いましょう。
前もって予定を決めていたら、その日を楽しみに頑張れますよ。
私は、月に1度、主人に子どもを預けてマッサージに行くのが何よりの楽しみでした。
あまり長時間空けられないときは、ふだんのスーパーよりちょっとおしゃれで品揃えが多いスーパーへ行ったり。
海外の調味料やおしゃれなお菓子を見ているだけで、日常から離れられる感じがして楽しいんです。
あと、駅前のカフェで1人でコーヒーを飲んだり。
子どもと片時も離れる時間がないお母さんにとっては、どこに行かなくても何をしなくても、1人になるだけでストレス発散になるんです。
たとえ道を歩くだけでも、1人だというだけで気が晴れるんです。
私は実家が遠く、気軽に子どもを預けられるところがなかったので、主人の仕事が忙しく時間が取れないときは、保育園の一時保育に預けたこともありますよ。
自分のリフレッシュのために一時保育に子どもを預けることに抵抗を感じたり、1人になりたいと思うことに罪悪感を持つママもいるかもしれません。
でも、1人になりたいと思うのは人として自然なことで、ダメな母親でも何でもありません。
イライラしながらずっと一緒にいるよりも、時々離れる時間はあっても笑顔でいてくれるお母さんのほうが、子どももうれしいのでは?
リフレッシュのために1人の時間を持つということも、育児の1つですよ。
一時保育を実施している施設は市区役所の子育て関連のホームページで調べるか、市区役所などの窓口で聞いてみるとよいでしょう。(例:東京都世田谷区、京都市西京区)
認可保育所で実施している一時保育を利用するには、事前登録や面接がある場合が多いようです。
そのため、事前登録から利用まで1ヶ月から数週間かかると思っておいたほうがよいでしょう。
すぐに利用したい場合は、無認可保育所の一時保育などを調べてみましょう。
- 認可保育所
料金・・・自治体により定められているため、一律。
私の住んでいる地域では、事前に親子で半日入園をして少し園に慣れてから1日預けるという仕組みで、申し込みから実際に子どもを預けるまで1ヶ月はかかります。
しかも、利用希望者が多いので、希望の日に預けられるというわけではありませんでした。
利用するには少し手間がかかりますが、認可保育所なので、施設や保育士もしっかりしていて、安心でした。
お迎えのときに、ベテランの保育士さんが1日どんなふうに過ごしていたかをとても詳しく説明してくださり、しっかりみてくださってたんだなと感じました。
- 無認可保育所
料金・・・施設によって違う。認可保育所より高額なところが多い。
空きがあれば当日でも受け入れ可の施設もあるので、預けたい日までに日数がない場合には助かります。
ただ、事前にきちんと見学をして、環境や保育士の人数など、子どもを預けるのに適した環境かどうかママの目で確認しておきましょう。
私が利用した施設は、マンションの1室で保育士さんが5名ほどでみていましたが、部屋も広く、清潔で、事前のカウンセリングをきちんとしてくれたので、安心して預けられました。
うちの子はお昼寝のときおっぱいを飲みながらじゃないと寝なかったのですが、そのことを伝えると、1人の保育士さんがずっと抱っこして寝かしつけてくれました。
- 預けたときの子どもの様子(当時1歳)
うちの子は私と離れたことがほとんどなく、離れるとしても主人にみてもらっていたので、知らない人ばかりの一時保育に預けることがとても心配でした。
先生の話では、朝私と離れるときは泣きましたが、あとは楽しく遊んでいたそうです。
子どもって、お母さんが思っているよりも適応能力があるようですよ。
夕方お迎えに行くと、私の顔を見て全速力で駆け寄ってきましたが。
保育士の先生から聞く子どもの様子は、ふだん私の知らない姿で、小さいなりに母のいないところで頑張っていたんだなと感動しました。
子どもにとってもたまにはこういう経験もいいのかなと思いましたよ。
4. スイーツで自分にご褒美を
買い物のついでや生協で、ちょっと特別なスイーツを買っておいて、子どもが昼寝している間にコーヒーやハーブティーを淹れてゆっくり食べる・・・これは私にとって、気軽にできて満足度大のストレス発散法でした。
「今日はあのスイーツがある」と思ったら、
ちょっと遠くの公園にでも連れていくよ!
少々なことでは母ちゃん怒らないよ!
と、1日頑張れるんですよね。
我ながら安上がり・・・
5. アロマオイルでリフレッシュ
疲れているときはアロマオイルの香りがオススメです。
わざわざディフューザーやオイルランプを買わなくても、寝るときにティッシュに2、3滴しみこませて枕元に置いたり、ハンカチに染み込ませたりするだけで十分。
ふとした瞬間に、ふわっと香りがしてリラックスできるんです。
あと、1人でお風呂に入れるときに、湯船に数滴たらすのもオススメです。
6. 育児ブログ・育児マンガでストレス発散
子育てブログや子育て漫画は、よく読んでいました。
お母さんならではの視点で書いてあるので、とっても共感できますよ。
そして、共感しつつ笑えるところがいいんです。
あと、お笑い番組を録画しておいて、子どもが昼寝しているすきに見て爆笑するとか。
笑うことって、とってもストレス発散になるからオススメですよ。
育児を楽しむための発想転換
子どもの興味や関心を遮らないことが育児を楽しむことへの近道
世の中のお母さんは、きっとみんな楽しめるもんなら育児を楽しみたいと思っていますよね。
なのに、イライラしてしまう・・・。
育児のイライラやストレスの原因は、やっぱり、お母さんの自由になることがなく、何でも子どものペースに合わせなければならないから・・・ですよね。
自分の思い描いているとおりに物事を進められないって、本当にストレスがたまるんですよね。
だったら、ちょっと発想を変えて、子どもの行動をお母さんの目線ではなく、子どもの目線で見てみませんか。
どうして今そんなことをしたいのか、するのか、を子どもの気持ちになって考えてみるんです。
何でもかんでも、お母さんの都合に合わせて、「ダメ」と言うのではなく、時には子どものやりたいことを思い切りやらせてみるんです。
たとえば、うちの長男は離乳食を自分で食べたがり、おかずを手でこねくり回してそこらじゅうに散らかします。
これを大人の目線で見ると、テーブルも床も掃除しなければならないし子供の服も洗濯しなければならないから、やめてほしいし、なんでそんなことするの?とイライラします。
でも、子どもはきっと、これは何なのか?と、食べ物の感触を手や口や舌で感じて、ときには床に落としてみて、正体を確かめようとしているんですね。
そして、そうやって確かめながら自分で食べることをめいっぱい楽しんでいるんです。
長男は、私が食べさせようとすると、癇癪を起こしてお皿を投げたりするので、結局は余計な手間が増えて、またそのことにイライラしていました。
つまり、自分の手間を省こうとしたり効率を考えて無理に言うことを聞かせると、手間が倍になって返ってくる上にイライラもついてくるんです。
子どもの好奇心ややりたい気持ちを途中で大人が遮ってしまうことで、思い切りできなかったストレスが子どもの中に少しずつたまった結果、ぐずる回数がふえたり、よけいお母さんの手をとることになるんですよね。
そこで、私は、人に迷惑がかかることや危険なこと以外は子どもの好きなようにさせることにしました。
雨の日に水たまりに入って全身びしょ濡れになって遊んでも、やめさせません。
子どもは長靴でジャンプして水が跳ねるのを楽しんだり、水たまりの中を何回も走って往復しておおはしゃぎ。
水たまりを全身で感じて遊んでいます。
洗濯のことを考えると目を覆いたくなる光景ですが、子どもの顔はいきいきしていて、とっても楽しそう。
それに、思いっきり遊んだら、エネルギーを使い果たしてころっと昼寝してくれるんです。(私にとって昼寝させることが最大の目標 笑)
しかも、やりたいことを思い切りやったからストレスもないようで、大満足して午後は穏やかに過ごしてくれたりします。
洗濯や掃除は大変だけど、割り切ってやらせたことだから、私もイライラしないんです。
それに、興味のあることをめいっぱいやっているときの子どもの顔、生き生きしてとってもかわいいですよね。
子どもの笑顔はお母さんにとって、最高のご褒美です。
子どもの興味や好奇心を尊重して好きなようにさせるということは、遠回りなように見えて、イライラしない育児への近道なのかもしれません。
大変なこともかわいい姿も今だけ!全て一瞬で過ぎ去る
長男の誕生から次男が成人するまでが私の子育て期間として、こんな図を書いてみました。
こうやって見ると、寝不足で倒れそうだった新生児期も、消えたくなるくらい大変だった長男のイヤイヤ期も、全部、点でしかないんですよね。
私たち母が悩んでいるこの時は点でしかない、一瞬で過ぎ去っていくんです。
しかも、人生80年として考えたら、もっと一瞬です。
そう思うと、育児のイライラも、大したことないような気がしてきませんか?
子どもはすぐ大きくなって、私たちのそばから離れていく。
子どもたちが小さいころ、あんなに自由な時間がほしかった私も、長男がもうすぐ中学生なるんだ・・・と思うと、もちろんうれしいですが、その反面、さみしいんです。
と思っていたのに、いざ手を離れて楽になったら、同時にさみしくなるんです。
次男が小学校に入学したときまでは、
と思っていました。でも、上の図で、現在の私は1年半後に長男の中学入学を控えて、
地点にいます。長男なのでまだ
ぐらいで済みますが、次男が中学生になるなんて、考えただけで です!これからはきっと、子どもが私から離れていくたびに、うれしい気持ちももちろんですが、さみしい気持ちがどんどん増えていくのでしょう・・・
きっと
・・・なのでしょう(泣)そう考えると、こんなに貴重な時間はないんです。
片言の言葉も、言い間違いも(うちの子の言い間違い:ブタさん→ぶしゃたん、お客さん→おきゃすかん)今しか聞けない。
顔をぐちゃぐちゃにして泣く顔も今しか見られない。
次々思いつくいたずらも、兄弟ゲンカも、今しか叱れない。
ぎゅうっと抱きしめられるのも、手を広げたら飛び込んできてくれるのも、今だけ。
大変なこともかわいい姿も、全部今だけなんです。
この貴重な今をイライラばかりで過ごすのはもったいないです!
楽しみましょう!
でも、だからといって、全くイライラしない子育てなんてできませんが。
マリア様じゃないので、全くイライラしないなんて無理です。
だから、イライラする自分も責めずに受け入れたらいいと思うんです。
いい母親になりたいのにと落ち込んだり、叱らない育児を実践している友達と叱ってばかりの自分を比較して落ち込んだりしたこともありましたが、人は人、自分は自分。
迷ったり悩んだりしている時点で、ちゃんと子育てしている証拠ですよね。