毎年、大掃除の時にしか窓ふきなんかしないわ!と言う人が多いですよね。
でも1年分を溜めてしまうから大変なだけで、こまめに簡単な方法でキレイにしていると、結構楽なんですよね。
窓や鏡をキレイにしようとすると、専用のものを買ってきてしなくちゃって思うかもしれませんけど、だいたい家にあるもので済んでしまうので、お金をかけなくて十分です。
掃除の方法だけ聞いていると、めんどくさいなと思ってしまうかもしれませんが、やってみてきれいになると、「実は、この方が楽なのかも?」と思うようになります。
ここでは、おばあちゃんの知恵から学ぶ、窓の掃除としつこい鏡のウロコをキレイに取るコツを現代っ子の知恵を合わせた方法を紹介していきます。
おばあちゃんの知恵による古風な方法
おばあちゃんの知恵Ver.1 ~新聞紙二刀流~
家にある新聞紙で窓も鏡も掃除できます。
新聞紙は、見開き1枚を半分に切って、手のひらに収まる大きさに畳んでください。
たくさんの窓を拭くときは、いくつか作っておくと便利です。
左手には水にぬらした新聞紙を持って、右手に乾燥したままの新聞紙を持ってください。
仕上げは乾燥したほうでするので、効き手に持ってください。
濡れた新聞紙でガラスを拭いて、すぐに乾燥した新聞紙で拭き取るとビックリするくらいの透明感です。
これは
弱点は、手が届かない高さでは使えない方法だと言うことですね。
おばあちゃんの知恵Ver.2 ~日にちの経ったみかんも役に立つ~
冬に窓掃除をするときは、ミカンも手に入れやすいですね。
食べられるものを掃除には使いませんが、ちょっと傷んできたミカンに最後のお仕事をしてもらいましょう。
ミカンは皮だけを使います。
皮の外側でこすると、柑橘系の成分が油っぽい汚れを落としやすいです。
乾燥しないうちにティッシュで拭き取ると、すっきりしますので、これはキッチンの窓に向いていますね。
ちょっとミカンのニオイは残りますので、換気扇を使いながらの方が良いでしょう。
この方法の弱点も、窓の高い部分では手が届きませんね。
捨てる食べ物系として、玉ねぎも使えます。
ミカンと同じ方法ですが、玉ねぎの水分は粘度があって乾燥しにくいので、一気に玉ねぎを塗りつけてから拭き取れますね。
ただし、玉ねぎの時は、堅く絞った布と乾燥した布を使って二度拭きする手間は出ます。
おばあちゃんの知恵Ver.3 ~お風呂カガミのウロコを激落ち~
お風呂の鏡は、ウロコのように水垢が残りますので洗剤では全然落ちません。
おばあちゃんは、重曹とストッキングの組み合わせで撃退していました。
お掃除用の重曹ではなく食用の重曹が余ったものを、また使いますので買い足しは必要ありません。(といっても重曹はおばあちゃんの料理に必須のアイテムというだけなので、ご家庭にはないこともありますね。その場合は、現代っ子の知恵Ver.3の方法が簡単でやりやすいと思います。参考にしてみてください。)
重曹はバケツに入れて、ほんの少しの水を足してから混ぜるとペースト状になります。
古くて使わないストッキングを丸めてから、重曹ペーストを着けて、お風呂の鏡をゴシゴシこすっていきます。
あまり力を入れなくても、重曹のジャリジャリした感じが汚れを落としてくれますよ。
水でキレイに流してくださいね。
おばあちゃんの知恵と便利な道具の組み合わせた現代っ子の知恵
現代っ子の知恵Ver.1 ~フローリングワイパー + キッチンペーパー + 酸性の食品~
最近はフローリングの部屋が多いので、ワイパーを持っている人は多いですよね。
これを使うと窓の高いところでも、外側の窓も掃除が出来て、何も買い足さなくていいのが便利ですよ。
シートをつければいいだけなので、このシートの種類を変えるだけです。
窓ふき用のシートだと確かにキレイになりますけど、「窓ふきのためだけに?」ともったいない気分になります。
家にあるものの組み合わせだと、キッチンペーパーがちょうどいいサイズなのでシートの代用品にします。
何を洗剤代わりにするかと言うと、酸性のものなら何でもいいです。
どうして酸性なのかと言うと、窓外側の水垢の白さはアルカリ性になっているからです。
キッチンにある酢やレモン汁、クエン酸が酸性のものなので、きつい汚れには、こういったものを使いましょう。
まだ、そんなに汚れていないと思ったら、同じアルカリ性ではありますが重曹を使ってもいいですね。
お掃除用の重曹を、わざわざ買う必要はないので、食用に使う重曹の賞味期限が切れたら掃除用としてストックするだけです。
この方法だと窓の高いところにも届くのが便利でやりやすいですよ。
現代っ子の知恵Ver.2 ~トリガーボトル + 酸性の食品 + マイクロファイバー~
トリガーボトルは、掃除用の洗剤が入っているシュッシュッと出来るボトルのことですね。
掃除用洗剤の中身がなくなっても空きボトルが使えますよ。
これがあると、わざわざ買い足さなくていいので便利です。
寝癖直しミストの入っているボトルも、同じくトリガーボトルとして使えますね。
ボトルに酸性の食品、酢やレモン汁、クエン酸を水で溶いて入れておきます。
窓に吹き付けて、ガラスクリーナーのようにして使います。
拭き取りには、マイクロファイバーを使っていますが、これも買わなくていいですね。
よく銀行の窓口とか、化粧品を買った時など、オマケでもらえたら、それを使いましょうと言うことです。
もし、マイクロファイバーの雑巾がなかったら、ここで、おばあちゃんの知恵から学んだ新聞紙の出番です。
おばあちゃんの知恵では、濡れた新聞紙と乾燥した新聞紙を併用しましたが、この場合は乾燥している新聞紙でスプレーの水気を取るというやり方に変更します。
残念ながら高いところには届かない方法になっています。
こうやって考えると、窓や鏡をキレイにするために道具を買いに行かなくても十分に掃除が出来ますね。
現代っ子の知恵Ver.3 ~楽して出来るお風呂カガミのウロコ落とし~
お風呂の鏡についているウロコ汚れもアルカリ性なんですね。
ということは酸性で撃退をするのが効率的な方法です。
おばあちゃんのように重曹を使うのは、軽い汚れの時だけですね。
酢やレモン汁、クエン酸を水で溶いたら、キッチンペーパーに染みこませます。
それを、お風呂の鏡にペタペタと貼りつけパックをするようにしてください。
長時間貼りつくと、汚れも落ちやすくて、簡単に片付きますよ。
パックにしたキッチンペーパーで汚れを拭き取っていきますので、他に道具を使わなくていいです。
時間を置きますので、キッチンペーパーパックを先にしてから、他の掃除が出来ますよ。
時間を置きすぎて乾燥していても、そのキッチンペーパーに少し水をつけると、何の問題もなく拭き取りが出来るようになります。
おばあちゃんの知恵と現代っ子の知恵を3パターンずつご紹介しましたが、混合技にも出来るので、工夫次第でもっと楽になるかもしれませんね。
今は、洗剤の種類も多いので、何か効果の高い洗剤を探していませんか?
ちょっとテクニックを使うと、意外にも洗剤やアイテムを買い足さずに出来る方法があるんですよ。
最後に、今回の窓と鏡のお掃除方法では一切、雑巾を使用しませんでした。
これは、雑巾の繊維は窓に残って取りにくいのでイライラしますし、繰り返し使いまわすと不衛生ですよね。
生乾きの雑巾のニオイもイヤなので、気持ちよくお掃除が出来る方法だけをご紹介しました。