五月病と言っても、正しくは病気ではないと多くの方が思っています。
そのため規則正しい生活をするようにとか、言葉では「 」と言われてしまいます。
五月病で悩む方の多くは、元の状態に戻そうと焦りながらも頑張っているので、こういった励ましは余計なお世話です。
逆に追い込むことになるので、励まさない方が良い場合もあるようです。
環境による症状や対策として真似してみたい参考例をご紹介したいと思います。
五月病になる原因・自覚症状
子供の場合
子どもだったら五月病にならないということではありません。
ゴールデンウィークを挟んでいると、休みの間に生活リズムが崩れることで、朝起きられなくて学校にいけないということはありますね。
新入学や学年が上がったばかりで新しいクラスに馴染めずに悩んでいるお子さんもいます。
原因として考えられること
新しい友達が出来たり勉強の内容も変わりますので、ついていくことが出来なくて悩んでいることもあります。
学年が変わるだけではなく新入生の場合、学校生活が楽しいと期待していますよね。それほどでもないとガッカリしていることがあります。
大人でも経験がありますが、夜は遅くまで起きていて朝は寝坊するという生活が身についてしまうので戻しにくくて困ってしまいます。
・・・など
自覚したり周りから見てわかる変化
- 落ち込んだりイライラしている
- 体の不調を訴える
- 食事の量が減ってくる
・・・など
学生の場合
学生で五月病になるケースも多くなっています。
「本人は真剣に悩んでいることもあります。
」と思われてしまいますが、精神論だけで解決できない難しさもあります。
原因として考えられること
受験での競争も激化していますので、精神的な疲労はピークを越えているでしょう。入学できたという開放感から燃えつきを感じることが多いです。
新学期になると徐々に勉強のレベルが上がりますが、苦手なところでつまづきが出ると、雪だるま式にわからない部分が増えます。
友達との付き合いも新しくなりますので、かなり気を使った学生生活をしている場合があり、精神的な疲れが溜まってきます。
・・・など
自覚したり周りから見てわかる変化
- 以前よりも表情が少なくなって来る
- 我慢しているようでも「ため息」が増える
- 感情のコントロールが出来ず怒りを露わにする
・・・など
新入社員(新社会人)の場合
原因として考えられること
かなり苦しい就職活動を勝ち抜いて来たので、就職できた安堵感で燃え尽き症候群のようになることがあります。
社会人になったらこうしよう!と思っていたのに思い通りに出来ないことから、現実と理想のギャップに悩むことがあります。
学生時代とは何もかもが違うので、どうしていいかわからない。そして誰に聞けばいいのかもわからなくて困ってしまいます。
・・・など
自覚したり周りから見てわかる変化
- 出社拒否
- 考えることが多すぎて1つのことに集中できない
- 家に帰っても考え事をする時間が多くなる(表情が乏しい)
・・・など
中堅社員の場合
原因として考えられること
誰にとっても嬉しい出世では、責任がのしかかってきますので、そのプレッシャーからストレスが強くなります。
転勤をすると住んでいるところも会社の人間関係も全てが変わるので対応しきれない状態が出やすくなります。
年度末には処理する仕事がたくさんあり残業も増えますが、その疲れの抜けないまま新年度に入ると切り替えが出来ないことがあります。
・・・など
自覚したり周りから見てわかる変化
- 仕事に対してのモチベーションが極端に下がる
- 倦怠感が残って寝ても回復出来ない
- 細かいことが面倒臭くなってくる
・・・など
主婦の場合
原因として考えられること
ママ友との付き合いに慣れていないと、良くない影響も受けやすいですね。実はママ友の中にも派閥があったりして人間関係がかなり複雑です。
転勤をした場合、夫は翌日から会社に行きますが、妻は荷物の片付けの他にも転居の手続きに追われることになります。1人で何もかもしている気分で落ち込みます。
子供の受験が終わった主婦は、子供と同じくらい頑張ってきましたので、安堵とともに疲労がジワジワ出てきてしまいます。何もしたくないと思うほどのダメージもありますよ。
・・・など
自覚したり周りから見てわかる変化
- 外出したがらなくなる(したくなくなる)
- 体がだるくて家事をしたくないし、たまると余計にストレス
- 頭痛や食欲不振など体の症状が出る
・・・など
5月病対策として真似してみたい3つのコンディション作り参考例
環境が変わって馴染めないとき
子供や学生、それから新入社員では、1年前の環境に自分を戻すと解決しやすいという話を聞きます。
馴染んでいる友達と一緒にいるとか、高校に上がって悩んでいるなら中学校の担任に合うという口実で学校に行ってみるのも良いでしょう。
今はセキュリティーの関係で難しい場合もありますが、近くを歩いてみるだけでも、1年前の気分に戻ります。
そこから今の生活に入っていくリスタートをすることが出来ますので、気持ちだけでもさかのぼってみるということのようですね。
全部一人で抱え込んでしまうのなら
一人で真面目に悩んでしまう方が多いので、抱え込まないで愚痴の言える相手を探しましょう。
新生活が始まって、それが難しいときには、チラシの裏でも良いので、何がむかつくとか何が困ると殴り書きしてみましょう。
頭の中では、まとまらないことでも、文字にしてみると案外冷静い考えることが出来るようです。
文字になったものを見て更に不安感が煽られるというときには、書き殴ったままビリビリと破ってすてるのもストレスが発散されますね。
燃え尽きてしまうときには
特に主婦は手抜きが出来ないのに手抜きをしていると思われて、五月病なのに大切にしてもらえないと憤慨することが多いですね。
手抜きと思われるなら、いいんです。開き直って「おさぼり週間」を作ってしまえばいいと思いませんか?
ここぞとばかりにリラクゼーションに行ってもいいですしエステも行ってしまおう!ということです。
ヘソクリがあれば使ってみるのも良いですよね。
料理もしたくないなら、お惣菜を買っても大丈夫です。
見た目良ければ全て良し!とお皿にキレイに盛り付けてあげましょう。
自分で自分を大事にしないといけないこともあるのです。
誰も言ってくれませんけど
っていうことですよね。気分転換になるホッとするドリンクのローテーションがオススメ
気分転換をしようと出かける時間がないこともあります。
こんな時にドリンクで気分転換が出来ると便利ですよ。
身近にあるもので十分ですし、効果がわかっていると使い分けもしやすくて案外便利です。
ローテーションにしておくと、毎日の気持ちの切り替えにも役立っていきます。
外出するときにはマイボトルに入れると、持っているだけでお守りのような気分になります。
THEリラックスの定番「ホットミルク」
カルシウムがイライラを抑えやすいと言いますけど、これは本当なんですよ。
しかもホットにして飲むをお腹から温まりますので体の巡りも改善されます。
何かをプラスするなら、はちみつやショウガを入れると良いですね。
ショウガにも温める効果がありますし、はちみつは栄養が満たされるのも良いです。
小さいお子さんには刺激がありますので避けた方が良いですよ。
昔からの知恵「緑茶」
緑茶は年よりく臭いと言われて敬遠するか方もいるかもしれませんね。
実はテアニンという成分が入っていてリラックス出来るようになっています。
風邪をひきやすい時期にもビタミンCが多く取れますね。
簡単に作れるドリンクなのもオススメの理由です。
主婦の味方「豆乳甘酒」
美肌効果があるということで注目される豆乳甘酒ですが、主婦の方にはオススメです。
豆乳には大豆イソフラボンが入っているので、女性ホルモンへ効果が出ます。
これは女性特有の精神的不安を解消するのに便利ですよ。
甘酒を作るのが面倒ならフリーズドライのものを温めた豆乳に入れるだけで十分です。
ただし、マイボトルに入れると発酵でフタが開くこともありますので注意してください。
子供も大好き「ココア」
ココアは大人でも子供でも飲むとホッとしますよね。
カカオポリフェノールが入っているのでリラックス効果が高いです。また、血管を広げる作用を持っているので、血行促進で体の巡りを改善しますね。
温まることで、体のこわばりが取れるので、緊張状態が緩んできます。
高級感漂う「ハーブティー」
ハーブティーなんていうとセレブ的なイメージしかないでしょうが、スーパーでも売っていて思っているほど高くはありません。
カモミールやラベンダーと言ったリラックスの定番から始めてみると良いですね。
ドイツでは医療的にもハーブが使われるようになりましたので、リラックス効果にはお墨付きです。
ブレイクするにはもってこい「コーヒー」
香りの効果には注目がされていて、リラックスをするのには欠かせないようです。インスタントでもいいと言うことではなく本格的なものがオススメです。
しかも、どんな豆の種類でも…と言うことではありませんね。ある実験の結果、もっともリラックス出来るのがブルーマウンテンだそうです。
そして頭の回転を上げたいときにはブラジルサントスが良いという結果になっています。
温めても冷やしても「グレープフルーツジュース」
グレープフルーツをはじめとした柑橘系に入っているクエン酸は精神の鎮静効果があります。冷たいままで飲んでもリフレッシュできますし、温めて飲むと眠りやすくなる効果がありますね。
注意点としては、何かの薬を飲んでいるときにグレープフルーツジュースを飲むと悪い意味で作用して健康問題になることがあります。
五月病になってから、対策をどうしようかと考えると焦りもありますので、パニック状態になることもあります。
事前に、こうなったらこうしようと予測していると冷静に考えることも出来ますので、豆知識として活用してみてください。
早めに対処をするほど改善しやすいので、ご自分やご家族の体のSOSを見逃さないでくださいね。