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公開日:
2014/04/29
更新日:
2016/12/13

「配偶者控除」の見直しによって専業主婦か有職主婦か私たちは考えさせられる

公開日:
2014/04/29
更新日:
2016/12/13

専業主婦でいるか、有職主婦でいるかって私たち主婦にとってすごく大きなテーマだと思うんです。

厚生労働省が今年3月に15~39歳を対象に行った意識調査によれば、独身女性の3人に1人が結婚後は専業主婦を希望しているらしく、いまや「専業主婦」は女性の憧れの立場とも言えるのかもしれませんね。

専業主婦か有職主婦か

マイナビニュースに出ていた子を持つ専業主婦に聞いた「私が働かない理由」では、

(1)小さなときから子供に習い事をさせてあげたい。習い事の送迎時間を考えると、就労しながらは難しい
(2)仕事をしながら綱渡りのような生活をしていくのは家族に対して気持ちが苦しい。なるべくゆったりした環境で子供を育てたい

参考:http://news.mynavi.jp/news/2013/11/01/005/

という意見が出ていて、子育ての方針を理由として専業主婦を選ぶという意見が目立っていました。

とはいえ、専業主婦でいるためには旦那様の稼ぎだけでどの程度の生活を送れるのか、という点が大きく影響してきますし、実際に私のまわりでも家計のためにパートに出ている主婦も少なくありません。

専業主婦のやりがいは

  • 夫への献身的なサポート
  • 充実した子育ての時間

に集約されることが多いと感じますが、それって生活が満たされてこそ言えるところでもありますよね。

一方で出産後も働く主婦の代表的な理由は経済的なことだそうです。

同じくマイナビニュースに出ていた子を持つ有職主婦に聞く「働く理由」では

(1)出産前の共働き時代の生活レベルを落としたくない。老後も考えると貯蓄ペースも落としたくない。自由に使えるお金も欲しい。万が一のことも考えると働き手は多いほうがいいに決まっている
(2)夫のお金で生活するのは肩身が狭いし、無駄遣いもできないのでストレスになる
(3)経済的自由があるため、夫と対等でいられる。もしくは夫に万が一があった場合、保険以外の方法で子供を守ることができる

参考:http://news.mynavi.jp/news/2013/10/31/074/

という意見が出ていて、なるほどなぁと感じます。
旦那様の価値観にもよるのですが、専業主婦も有職主婦もそれぞれの考えがあって、その時の状況によってもその価値観は変わっていくものなのだろうと思います。

旦那様の考えも重要

私の主婦友達の話を聞いてみると

  • 旦那様が専業主婦を望んでいる
    という人と、
  • 旦那様に働いてほしいと言われた
    という人と両方います。

専業主婦は自由になる時間が多いので家事や育児に専念できますが、どうしても視野が狭くなってしまって世界観が小さくなってしまう面もあるんですよね。

一方、働く主婦というのは働き方にもよりますが、パートの場合は配偶者控除の範囲で働いて、家計の足しにしている人や自分のお小遣いのために働いているという人が多くて、時間的にもそんなに負担にならず家庭以外の世界観も持てるという話はよく聞きます。

フルタイムで働いている人は保育園の問題とか子どもが病気になったときの仕事との両立に悩んでいる話をよく聞きますし、旦那様と自分の仕事のことで言い争いになるという話も聞きます。

「配偶者控除」が見直されるって知ってました?

それぞれに家庭の事情があるし、価値観もあるので、どちらが悪いとかどちらが正解というのはありませんが、近々「配偶者控除」が見直しされることはご存知でしたか?

現行の配偶者控除は専業主婦のパートタイムの給与収入が年間103万円以下の場合、夫の所得税から38万円の控除が受けられる制度として1961年から続いていたものです。

私の主婦仲間でも「パートで103万までにしている」という話はよく耳にしてきました。

これって時給1000円として週に3日、5~6時間以上の就労をしてしまうと「103万円の壁」を超えてしまうので、働きたい主婦にとってはなかなか厳しい制度であったのは確かなのですが、近々、この制度が見直されるということで、働く主婦がもっと増えるのかもしれません。

それぞれにいい面があります

私たち主婦は「専業主婦でいるのか・仕事をする主婦でいるのか」という問題は常にあって、専業主婦の人たちは、「働いていてキラキラしている主婦のことをいいな~」と思ったり、仕事をしている主婦にとっては「専業主婦は時間が自由でいいな~」と思ったり、ばっちりフルタイムで働いている主婦の人に対しては「社会的な立場や自由になるお金がたくさんあっていいな~」と思ったりと複雑な心境を抱えているのは確かですよね。

今後、どんな形で「配偶者控除」が見直されるのかはまだわかりませんが、制度が変わると世間の価値観も大きく変わっていくものです。

私たち主婦はその時に備えて、自分がどんな主婦でいたいのか、働くのか働かないのかなどをこの機会に考えてみるのもいいんじゃないかなと感じたのでした。

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