PV数
15,253
views
公開日:
2014/12/19
更新日:
2017/02/16

外はカリカリ、中はふわふわ「パブロバ」簡単おしゃれレシピ♪クリスマスケーキにも!

公開日:
2014/12/19
更新日:
2017/02/16

ニュージーランド発祥のデザート「パブロバ」

私が初めて食べたのは、数年前、知人のオーストラリア人のお宅に招かれた時です。

中はふわふわ、外はカリカリ、そしてとてつもなく甘くて美味しい!

フルーツととても合っていて、スポンジと違って軽いのでペロリと食べられます。

生まれて初めての食感に、すっかり虜になってしまいました(^o^)

生地が白っぽくて、フルーツを沢山乗せるので、見た目もとても綺麗ですし、目新しいケーキですので、持ち寄りのホームパーティーなどでとても評判がいいんです。

また、バターを使わないので、バター不足の今年のクリスマスケーキや、お正月などの人が集まるときにいいんじゃないかと思います。

レシピを教わると、とても簡単で材料もシンプル。
家族や友人のリクエストで何度か作るうちに、自分なりのレシピが完成しましたので、紹介したいと思います。

このレシピの特徴

  • 本場の脳を直撃する甘さと比べるとかなり甘さを抑えていますが、十分甘いです。
  • パブロバに使用するのは卵白のみで、いつも卵黄の処理に困るので、卵黄でカスタードクリームを作って生地にトッピングしています。(本場では生クリームのみが主流)

パブロバを作ってみよう♪

【材料】直径20センチくらいのケーキ1台分

生地用
卵白 —– 3個
グラニュー糖 —– 100~150g(お好みで)
冷水 —– 大さじ1
コーンスターチ —– 大さじ1
—– 小さじ1
バニラエッセンス —– 小さじ1
—– ひとつまみ

トッピング用生クリーム
生クリーム —– 100cc
砂糖(グラニュー糖) —– 大さじ1(お好みで増減してください)
※市販のホイップ済みのクリームを使ってもよい

トッピング用カスタードクリーム
卵黄 —– 3個分
砂糖(グラニュー糖) —– 大さじ2
牛乳 —– 200cc
薄力粉 —– 大さじ1.5
バニラエッセンス —– 小さじ1/2

トッピング用フルーツ
お好きなフルーツをお好みで

作り始める前の準備

1. 卵を卵白と卵黄に分けます。
分け方はいろいろありますが、手ですくって分けるのが一番カンタンで安全です^_^
黄身に多少の白身が混ざっても問題ありません。
分けた卵白は冷蔵庫に入れずに、常温で保管してください。

2. クッキングシートの裏側に、直径10~15センチ程度のお皿を使って円を書いておくと、生地を流す時に目安になってきれいな円形のケーキになります。
クッキングシートに円を書く

3. 天板に薄く油を塗っておくと、くっつきにくくなります。

作り方

1. カスタードクリームを作ります。

※カスタードクリームを使わない場合は飛ばして2の生地作りからどうぞ。

  1. 薄力粉と砂糖をボウルに入れ、泡だて器で混ぜてダマをとる。
    (ふるってもいいのですが、ダマが取れれば十分です。)
  2. 1に卵黄を入れて泡だて器でよく混ぜる。
  3. さらに牛乳を入れて泡だて器でよく混ぜる。
  4. ふんわりとラップをして電子レンジ600wで2分加熱。
  5. 泡だて器でよく混ぜて再度ふんわりとラップをして電子レンジ600wで1分加熱。
    (お好みの固さになるよう加熱時間を調節してください。)
  6. バニラエッセンスを入れて泡だて器でよく混ぜて出来上がりです。
    粗熱をとったら、冷蔵庫で保存してください。

2. 生地を作ります

1.オーブンを予熱します。
予熱温度で出来上がりの食感が違いますので下記を参考にしてください。

140度—中はしっとりふわふわ、ぎっしり生地がつまった食感、外はカリッと。
150度—中はふわふわで軽い食感、外はおせんべいのようにパリパリでヒビが入って表面がはがれることも。
③140度と150度の比較表IMG_14741
左:140度で焼いたもの  右:150度で焼いたもの

私はパリパリが好きなのですが、娘はしっとりのほうが気に入っています。
お好みで予熱温度を決めてください。

2.大きめのボウルに、卵白を入れ、泡だて器の跡が残るようになるまで泡だて器で泡立てます。

手動ではかなり大変なので電動の泡だて器をお勧めします。(電動では3分位)

④メレンゲ跡IMG_1448

卵白は泡立てるとかなりボリュームが出ますし、混ぜる時にメレンゲや砂糖が飛び散ることがあるので、大きめのボウルを使いましょう。

3.グラニュー糖を大さじ2杯分くらいずつ、数回に分けて入れて、角が立つまで泡立てます。(電動で10分位)

⑤メレンゲ角IMG_1452

ここから泡だて器の速度は「低速」にします。
5段階の場合は1か2です。低速で混ぜると滑らかできれいなメレンゲになります。

4.水を入れ、更に泡立てます。
酢・バニラエッセンス・塩・コーンスターチを入れて更に泡立てます。
塩を入れると、メレンゲのキメが細かくなるんだそうです。
泡立てていくと、メレゲにだんだん艶が出てきて、とても綺麗になります。
ヘラやスプーンですくって逆さにしても落ちない固さが目安です。(電動で10分位)

⑥メレンゲスプーンIMG_1458

5.天板に薄く油を塗ってクッキングシートを敷き、生地を流します。
事前に円を書いておくときれいな丸型にできます。

焼くうちに潰れて広がりますので、なるべく高さを出して生地を置いてください。

⑦天板メレンゲ焼く直前IMG_1462

6. オーブンで焼きます。

140度 — 55分
150度 — 45分

オーブンによって癖がありますので、様子を見ながら焼き時間を調節してください。

焼いている間は決して開けてはいけません。潰れてしまいます。
いい匂いにつられて家族が寄ってきますので、私は「あけないでね」の張り紙をしておきます(笑)

焼きあがっても、1時間はオーブンを開けないでください。潰れてしまいます。
焼け具合を見たい場合は、懐中電灯で照らすとよく見えますよ(^o^)
なんか怪しい姿ですが。

3. トッピングします

※生地が完全に冷めてから行ってください。

1.生クリームと砂糖を混ぜて泡立てます。
私は手軽なのでこのホイップクリームを使います。
子供も簡単に使えます。
フタ付きで、自立するのも便利です。

⑧ホイップIMG_1476

2.生地をひっくり返して皿に乗せます。
(平らな部分を上にしたほうがトッピングしやすいです。)

⑨140度と150度裏比較IMG_1472

左:140度で焼いたもの  右:150度で焼いたもの

3.生地の上に生クリームを伸ばして、生地の縁に生クリームを土手のように絞ります。
(こうしておくとカスタードクリームが流れ落ちるのを防ぐことができます。)
土手の内側にカスタードクリームを流します。

⑩生クリーム土手とカスタードIMG_1482

4.お好みのフルーツを飾ります。
フルーツは、たっぷり目が美味しいです。
生地が甘いので、酸味が強いフルーツも美味しく食べられます。

5.お好みでミントを飾って出来上がりです!

①ベリー完成IMG_1484

デコレーションのアレンジ クリスマスケーキ

クリスマスカラーの赤と白と緑でデコレーションしてみました。

赤はいちご、緑はメロンとキウイが白いホイップクリームとマッチします♪

メロンはカットメロンをスーパーで、サンタさんの飾りは100円ショップで購入。

柊は、庭に生えているのでとってきました^^

⑪クリスマス完成IMG_1494

デコレーションのアレンジ ニューヨークカップケーキ風

形が崩れるのが心配な方は、カップケーキにしてもいいですね。

焼くと生地が膨らみますので、カップの7分目くらいまで入れてください。

焼いている最中は大きく膨らみますが、冷めるとしぼんできます。

カップケーキ用紙カップや飾りのアラザンは、100円ショップで買いました。
⑫カップケーキ完成IMG_1504

カップケーキの場合は、フルーツを飾るのが難しいので、中に仕込んでおき、その上から生クリームをデコレーションします。
⑬カップケーキ途中IMG_1500

もし、崩れが気になったらパフェにすればOK

もともとひびが入るくらい焼くのがパブロバですが、割れや崩れをカバーしたいなら、グラスに生地と生クリームとフルーツを交互に入れれば、見た目もかわいい、新しい食感のパフェになります。
⑭パフェIMG_1506


「パブロバ」は、ロシアのバレリーナ「アンナ・パブロバ」のバレエに感激したパティシエが作ったと言われています。

彼女のまるで羽が生えたかのような軽く美しい演技をイメージしているのだそうです。

その由来どおり、可愛らしくておしゃれな女子力高めのスイーツです(^^)

ちょっと目新しいこのケーキで、みんなをびっくりさせてみませんか?

関連するタグ

このページの先頭へ

SNS

close

保存する

  • はてな

    107

  • pocket

    0