最近、ようやく涼しくなってきましたが、今年の夏は本当に暑かったですね。
私は夏バテをこじらせてしまい、辛い夏でした。
8月に入っても、7月から続いている、体がだるくて重くて、家事をしようとするのですがなかなか立ち上がることができない、といった症状は良くなるどころか、そこに頭痛までしてくる始末。
夜も寝つきが悪く、睡眠不足になって体がむくんだり。
後から知ったのですが、この症状は「累積疲労」と言って病気の一つなんだそうです(;^ω^)
そうは言っても、体が辛いからと休めないのが主婦。栄養ドリンクを飲んでなんとか家事をこなすこともありました。
しかし、栄養ドリンクは飲んだ時は体が良く動いて楽になるのですが、数時間たって効き目が薄れてきたときの脱力感は相当なもので、どんどん疲れがたまっていく気がします。
そこで、栄養ドリンクに頼りすぎるのはやめて、お昼寝などで睡眠時間を確保し、野菜や果物の栄養を摂るために生ジュースを続けてみました。
お昼寝の効果も大きいと思いますが、フレッシュジュースを飲むことで、野菜や果物の栄養をしっかり摂れるし、気持ちもリフレッシュすることができて、体調も良くなってきました!
今回はそのフレッシュジュースのレシピを紹介しようと思います。
私は、胃腸の調子も良くなかったので、消化器への負担を減らすために、ミキサーで撹拌した後ガーゼでこして飲みました。(詳しいやり方は前回の「クレンズジュースはミキサーでも出来るのか?」を御覧ください。)
ミキサーで作ってそのままスムージーとして飲んだり、スロージューサーでコールドプレスジュースを作ってもいいレシピになっています。
夏の疲れやむくみ、不眠解消にお役に立てれば幸いです。
日頃の疲れに疲労回復フレッシュジュース 2つ
オレンジとグレープフルーツのジュース
オレンジやグレープフルーツのビタミンCは、疲労を回復する栄養素として有名ですね。
パイナップルも、抗酸化作用で疲労の回復を助けるクエン酸・りんご酸・ビタミンC・βカロテンが豊富なんです。
また、パイナップルのしょ糖は、エネルギーになる物質ですし、炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1も含まれています。
ミントを入れれば、モヒート風の味わいになります。
オレンジ —– 1個
グレープフルーツ —– 1/2個
パイナップル —– 1/5個
ミント —– 5~10枚
キウイと桃のジュース
食事から摂った栄養を肝臓に送り、エネルギーに転換する作用を高めるクエン酸・りんご酸を含むキウイと桃のジュースです。
桃にはしょ糖が含まれており、疲労回復に即効性があるエネルギー源となってくれます。
またポリフェノールが活性酸素を除去します。
キウイにも、ポリフェノールやスカベンジャーといった抗酸化物質が豊富です。
桃は、ガーゼでこす時に手がかぶれやすいので、ざるなどでこすか、そのまま飲むのがいいと思います。
キウイ —– 2個
桃 —– 2個
疲労のメカニズム
運動や仕事などの活動を行うと、細胞が酸素を消費します。
酸素が消費されると活性酸素も同時に発生するので、活動量が多くなると活性酸素も増えてきます。
この活性酸素が細胞を傷つけ、傷ついた細胞は老廃物を排出します。この老廃物が疲労物質となってしまいます。
以前は、疲労物質といえば「乳酸」でしたが、現在では、乳酸は疲労の原因ではないと考えられています。
真の悪者は「活性酸素」だったんですね。
この活性酸素を除去したり、栄養をしっかりエネルギーに転換することが疲労回復のカギとなります。
安眠のためのホルモンをサポートするフレッシュジュース 1つ
スムーズな入眠のためには、メラトニンというホルモンが大切です。
メラトニンは、体温を下げたり、副交感神経を優位にしたりしてリラックス状態を作り、人を眠りに誘います。
このメラトニンのもとになるのはセロトニンという脳内物質です。
セロトニンは、昼間、太陽の光を浴びることにより分泌されるのですが、材料が必要です。
それが必須アミノ酸である「トリプトファン」。
トリプトファンは、体内で生成することができないため、食べ物で摂取する必要があります。
このトリプトファンを含んでいるパイナップルを主にしたジュースです。
セロリにはアピインという鎮静作用を持つ成分が、レタスにはラクットピコリンというメラトニンン(睡眠ホルモン)に似た働きをする成分が含まれています。
想像より飲みやすいですから、一度試してみてください。
セロリとレタスのジュース
セロリ —– 5㎝
レタス —– 3枚
パイナップル —– 1/3個
しそ —– 5枚
体のむくみをとるデトックスジュース 2つ
メロンときゅうりのジュース
カリウムには利尿作用があり、むくみやだるさを解消します。
そのカリウムを含むメロンとキュウリを組み合わせました。水分の摂りすぎによる、いわゆる夏太りにも効果があります。
「この夏、太ったな~」という人は、このジュースを試してみてください^^
小松菜はビタミン類が豊富です。
キュウリにはビタミンCを破壊する働きがあるので、それを阻止するレモンも忘れずに。
メロン —– 1/2個
キュウリ —– 1/2本
小松菜 —– 2枚
レモン —– 1/3個
トマトとスイカのジュース
トマトとスイカのカリウムで、デトックス効果があります。
しそ科のバジルを入れて、爽やかな風味にしました。
トマト —– 1個
スイカ —– 1個
バジル —– 4~5枚
疲労は、知らず知らずのうちに溜まってしまいますね。
ただ疲れているだけ、と思わないで、早めに休養・栄養をとることが必要だったようです。
休んで回復する程度の疲労なら問題ないようですが、疲れが蓄積すると眠れなくなることもあります。
疲れによる不眠が続くようなら、病院を受診した方がいいと思います。
最後に、厚生労働省の「過重労働による健康障害防止のための総合対策についての通達」をもとに作られた疲労度の自己診断チェックが出来るサイトを紹介しますね。
中央労働災害防止協会
「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」
皆さんはいかがでしたか?
私はもちろん2点の「疲労の蓄積度が高いと考えられる」でしたよ(笑)
自分では気づかないうちに疲れが蓄積しているかもしれません。
時々セルフチェックして、早めに休養や栄養をとるようにしたいと思います。